蓮根(レンコン)は、一年中手に入る食材です。
煮物や天ぷら・揚げ物など、いろいろな料理に使われている食材の1つですね。
また、薬として使われていたほど栄養価の高い食材なのも有名ですが、そんな蓮根(れんこん)を、愛犬にも食べさせても問題ないのでしょうか?
《犬に蓮根(レンコン)は与えても大丈夫?》
答えは〇!
犬に蓮根(レンコン)を与えても問題なし!食物繊維が多いため、与えすぎは禁物
蓮根(レンコン)は犬にとって、害となる成分は含まれておりません。
また、昔から薬としても用いられているほど、人間にとっては栄養満点なありがたい食材です。
同じように愛犬にとっても、正しく与える事ができれば、恩恵を受けられそうです。
ただし、食物繊維が豊富に含まれているため、与えすぎるとお腹を壊してしまいますので、あたえすぎには注意してください。
《犬が蓮根(レンコン)を食べる時の良い点(メリット)》
加熱してもビタミンCが残る
ビタミンCを多く含み、蓮根(レンコン)の主成分はデンプンです。
そのため、加熱してもデンプンに保護されて、ビタミンCが残る特徴があります。
ビタミンB6について
健康的な身体を作るために必要な成分であるビタミンB6ですが、通常は、魚やお肉・ご飯などに多く含んでいますが、野菜に含まれているのは珍しく、大きなメリットとなります。
食物繊維が豊富なため、腸内環境の改善になる
蓮根(レンコン)には食物繊維が非常にたくさん含まれています。
そのため、腸内環境を改善する効果がありますが、犬はもともと食物繊維の消化は苦手としていますので、与えすぎるとお腹を壊してしまいます。
《蓮根(レンコン)に含まれる栄養素》
蓮根(レンコン)は、昔から「薬」としても重宝されてきた程の栄養が豊富な食材です。
主成分はデンプンと糖質であり、エネルギー源となります。
- 食物繊維
- ★便秘改善、※摂取しすぎ厳禁
- 整腸作用抜群!特に便秘に有効!腸内を洗浄し便通を促します。ただし、摂り過ぎと下痢や軟便の原因になります。
- ビタミンC(水溶性)
- ★抗がん作用
- 犬の老化を防止する働きや、抗がん作用があります。
- 犬はビタミンCを体内でつくることが可能ですが、シニア犬や体の弱い犬は、たくさんのビタミンCが必要であり、外から取り入れる必要があります。
- ビタミンB6(水溶性)
- たんぱく質やいろいろな成分の補助効果があり、健康的な身体を作るために必要な成分です。
- いろいろな成分の補助効果を促しているため、不足すると皮膚や粘膜に異常を起こしてしまいます。
- ビタミンB12(水溶性)
- 中枢神経・末梢神経などのいろいろな神経細胞の健康を保つ効果があり、集中力や記憶力、腰痛・肩こりなどに効果があります。また、赤血球を合成する造血作用があります。
- カリウム(熱に弱い)
- ★利尿作用
- 体内の不要な塩分を排出します。
- 脱水症状になると、水分とともにカリウムなどのミネラルも失われるので、水分補給だけではなくカリウムの摂取も欠かせません。
- 風邪や動脈硬化の予防にもなります。
- 与えすぎると、高カリウム血症などの原因になってしまいますので注意してください。
- タンニン
- ポリフェノールの一種で、有害物質を体外に排出する働きがあります。また、抗酸化作用や血圧を調整する働きもあります。
- さらに、口臭予防効果があり、フラボノイドも含まれています。
- 鉄分
- 血中酸素の運搬を促進します。
- カルシウム
- 骨や歯を形成したり健康に保つ働きをしたりするため、非常に重要な栄養素です。
- また、精神や筋肉を正常に保つ効果があり、生きていく中でとても重要な成分です。
- 犬に関しても、同じような事がいえます。
- 亜鉛
- DNAの合成に必要で、皮膚・被毛・粘膜・爪の健康を維持する働きがあります。
- また、抗体の生産性を勝製菓させ、健康のための免疫機能を高めるのに必要とされる栄養素です。
- 犬は、人より亜鉛が必要で、サプリメントも登場している程です。
《犬が蓮根(レンコン)を食べる時の悪い点(デメリット)》
蓮根(レンコン)にも注意する点や、リスクもあるようなので見ていきましょう。
《犬に蓮根(レンコン)を与えるときの注意点》
与えすぎに注意
蓮根(レンコン)は食物繊維が多いため、与えすぎると消化不良を起こし嘔吐や下痢の原因になります。
また、基本的に生ではなく、加熱したものを与えましょう。
食べやすい大きさにカット
食物繊維を含む食べ物は、基本的に犬は消化することが苦手のため、食べやすく細かく刻むようにしてあげましょう。
《犬にレンコンを与える時の食べさせ方や調理方法》
まず、食物繊維の多い蓮根(レンコン)は、犬にとって消化があまりよくないという事です。
そのため、食べやすい大きさに細かく刻む、またはすり下ろしてあげましょう。
一日にあたえる目安の量は、一日の摂取量の20%以下を目安にしましょう。
蓮根(レンコン)は、生・煮どちらでも問題ありませんが、薄く・細かくカットもしくはすりおろすを徹底しましょう。
レンコンの加工品について
レンコンチップなどの加工品がありますが、原材料をチェックして添加物に気をつけるようにしましょう。
《犬のアレルギーについて》
蓮根(レンコン)はタンパク質が含まれているため、アレルギーを起こす愛犬もいるようです。
- 嘔吐
- 下痢
- 痒み
- ただれ
- 目の充血
初めて与える時は少しずつ食べさせて、少しでも様子がおかしいと感じたら与えるのをやめて、獣医さんに相談しましょう。
《犬に蓮根(レンコン)を与える場合のまとめ》
いかがでしたでしょうか?
レンコンの主成分はデンプンであり、加熱してもビタミンCが残るのが一番うれしい特徴だと感じました。
食物繊維が多いため、正しい与え方をすることが絶対条件ですが、愛犬にも恩恵を受ける事ができます。