キウイは国産から輸入ものを含め、スーパーなどで比較的に購入できる果物です。
そのまま食べる事もできますし、スイーツやドライフルーツなどにも幅広く使われていますね。
今回は、そんな身近なキウイについて調べてみました。
《犬にキウイは与えても大丈夫?》
答えは〇!
犬にキウイを与えても問題なし!もちろん皮は剥きましょう!
犬にとって有害となる成分は含まれていないため、食べても問題はありません。
ただし、キウイはアレルギーやシュウ酸カルシウムなどの注意点が多く、少し気をつけなければならない食べ物でもあります。
そのため、初めて与える場合などは慎重にあたえるようにして、少しでも様子がおかしいと感じたら与えることを辞めましょう。
《犬がキウイを食べる時の良い点(メリット)》
消化吸収を助ける
キウイに含まれる成分に「アクチニジン(熱に弱い)」という消化吸収を助ける消化酵素が含まれています。
この成分はタンパク質を分解する働きがあり、フードに混ぜたり食後の後に食べさせたりしてあげると「消化不良」を起こしにくくなります。
目の健康維持
キウイには、目の健康維持に効果がある成分「ルテイン」「ビタミンC」「ビタミンE」が豊富に含まれております。
※ルテインは、キウイの他にもケールやほうれん草にも含まれています。
そのため、おやつやフードのトッピングなどで与えると効果が期待できすまが、与えすぎには気を付けましょう。
食物繊維が豊富なため、腸内環境の改善になる
キウイには食物繊維が非常にたくさん含まれています。
そのため、腸内環境を改善する効果がありますが、犬はもともと食物繊維の消化は苦手としていますので、与えすぎるとお腹を壊してしまいます。
キウイにはカリウムがたっぷり!
カリウム含有量がフルーツの中でトップクラスに含まれています。
体内にある不要な塩分を排出してくれる効果がありますが、与えすぎると、高カリウム血症などの原因になってしまいますので注意してください。
《キウイに含まれる栄養素》
キウイに含まれている栄養素として、アクチニジンが代表的です。
また、抗酸化作用をもつビタミン・ミネラルも豊富に含まれているのも特徴的です。
- アクチニジン
- 消化吸収を助ける消化酵素であり、タンパク質を分解する働きがあり、フードに混ぜたり食後の後に食べさせたりしてあげると「消化不良」を起こしにくくなります。
- カリウム(熱に弱い)
- ★利尿作用
- 体内の不要な塩分を排出します。
- 脱水症状になると、水分とともにカリウムなどのミネラルも失われるので、水分補給だけではなくカリウムの摂取も欠かせません。
- 風邪や動脈硬化の予防にもなります。
- 与えすぎると、高カリウム血症などの原因になってしまいますので注意してください。
- ビタミンC(水溶性)
- ★抗がん作用
- 犬の老化を防止する働きや、抗がん作用があります。
- 犬はビタミンCを体内でつくることが可能ですが、シニア犬や体の弱い犬は、たくさんのビタミンCが必要であり、外から取り入れる必要があります。
- ビタミンE(脂溶性)
- ★抗酸化作用
- 血管や細胞を保護する役割があり、血流を良くする効果が期待できます。
- シニア犬や体の弱い犬に取り入れさせたい成分です。
- 食物繊維
- ★便秘改善、※摂取しすぎ厳禁
- 整腸作用抜群!特に便秘に有効!腸内を洗浄し便通を促します。ただし、摂り過ぎと下痢や軟便の原因になります。
《犬がキウイを食べる時の悪い点(デメリット)》
キウイにも注意する点や、リスクもあるようなので見ていきましょう。
《犬にキウイを与えるときの注意点》
食べすぎ注意
キウイは、食べ過ぎてしまうと下痢や嘔吐、果糖の過剰摂取により肥満の原因などになってしまいますので、与えすぎないようにしましょう。
シュウ酸が含まれている
キウイには、シュウ酸を含んでいます。
過去にシュウ酸カルシウムによる尿路結石を発症したことがある場合は、与えないように注意しましょう。
皮と種はあたえない
キウイの皮と種は、食物繊維が豊富であり消化に悪いため、下痢などお腹こ壊す原因になるため、与えないようにしましょう。
《犬にキウイを与える時の食べさせ方や調理方法》
皮は厚めに剥き、芯は取り除きましょう。
一口大またはスライスなど食べやすいように小さくカットして、基本的に生で食べさせてあげましょう。
キウイには「アクチニジン」という消化吸収を助ける成分が含まれているため、食後に与える事で消化吸収を助ける働きがあります
オススメの与え方
ヨーグルトと一緒に食べさせる事がオススメです。
加工品について
また、ドライフルーツやヨーグルトなどの加工品に関しては、添加物や砂糖などの糖分が大量に含まれている事もあるためオススメできません。
一日にあたえる目安の量
基本的にキウイは毎日与えるものではありません。
たまに、ご褒美やおやつとして程度にしておきましょう。
- 小型犬(5kg):20g程度
- 中型犬(10kg):50g程度
- 大型犬(20kg):90g程度
※キウイ1玉:100g前後
《犬のアレルギーについて》
キウイはアレルギー食品と言われるほど、アレルギー原因になりやすい食べ物です。
初めて与える時は少しずつ食べさせて、少しでも様子がおかしいと感じたら与えるのをやめて、獣医さんに相談しましょう。
- 嘔吐
- 下痢
- 倦怠感
- 目の充血
- 食欲が無くなる
- 皮膚の痒み
- 皮膚が赤み
※カバノキとニンジンにアレルギーをもつ愛犬には注意が必要です。
《犬にキウイを与える場合のまとめ》
いかがでしたでしょうか?
キウイには、目の健康維持への効果や消化吸収を助ける効果があるので、正しく食べさせれば愛犬の健康にも貢献できますよね。
ただし、アレルギーやシュウ酸カルシムがあるので尿路結石などの心配がある場合は、与えない方がよいでしょう。
毎日ではなく、たまにご褒美やおやつであたえてあげるのがオススメですね。