《犬が食べても大丈夫?》犬に烏賊(いか)を与える事について調べました

《犬が食べても大丈夫?》犬に烏賊(いか)を与える事について調べました

烏賊(いか)は、刺身・天ぷら・寿司などで、年中食べる事ができ、
私たちにとってもかなり身近な食材だと思います。

そんな烏賊(いか)ですが、犬に食べさせられるでしょうか?調べてみました。

《犬に烏賊(いか)を与えても大丈夫?》

いか(烏賊)

答えは×に近い△!

犬に烏賊(いか)を与えても問題ありません。

いろいろと調べてみましたが、「〇」もあれば「×」もあり、いろいろな解答ありますね。

しかし、調べた結果としては、個人的には「×」かなと感じました。

「〇の理由」

  • よく加熱した烏賊(いか)であれば問題なし。
  • 中毒となる成分は無いので、正しい与え方を守れば問題ない。
  • しっかりと加熱することが条件
  • 与えすぎ注意

「×の理由」

食べてはいけない理由は「生の状態」では、かなり危険です。

生の状態では、アニサキス(寄生虫)・チアミナーゼが、相当数含まれています。

  • 食べ過ぎるとビタミンB1欠乏症になる。
  • 生の状態では危険(アニサキス)
  • 消化に悪い

《犬が烏賊(いか)を食べる時の良い点(メリット)》

皮膚や粘膜を強化してくれる働きがあります。

烏賊(いか)には、ビタミンやタウリンなど、いろいろな栄養素が豊富です。

その中でも、皮膚や粘膜を強化してくれるナイアシンが豊富です。

《烏賊(いか)に含まれる栄養素》

烏賊(いか)には、ビタミンやタウリンが含まれています。

  • ビタミンE
    • 血管や細胞を保護する役割があり、血流を改善します。
    • シニア犬や体の弱い犬に取り入れさせたい成分です。
    • 脂溶性のため、水には溶けません。
  • タウリン
    • アミノ酸の一種で栄養ドリンクなどにも含まれています。
    • 疲労回復や肝機能の安定、血圧の安定化などに効果があります。
  • 亜鉛
    • DNAの合成に必要で、皮膚・被毛・粘膜・爪の健康を維持する働きがあります。また、抗体の生産性を勝製菓させ、健康のための免疫機能を高めるのに必要とされる栄養素です。
    • 犬は、人より亜鉛が必要で、サプリメントもある程です。
  • タンパク質
    • 三大栄養素であり、不足してしまうと、免疫力の低下や被毛や皮膚のトラブルや精神の不安定など、いろいろな症状を引き起こしてしまいます。

《犬が烏賊(いか)を食べる時の悪い点(デメリット)》

烏賊(イカ)は、しっかり加熱して食べさせてください。

また、他にもさまざまな注意点があります。

生で与えない事

チアミナーゼ(酵素)について

烏賊(いか)・サンマなどの魚介類に多く含み、生食の状態では、高確率で中毒症状など、体に悪影響を起こします。

これは、ビタミンB1を破壊してしまう働きがあるので、チアミン欠乏症の原因になります。

チアミナーゼは熱に弱いので、どの魚介類も犬に食べさせる場合は必ず加熱しなければいけません。

アニサキスについて

生で食べさせてしまうと、体内に取り入れてしまう可能性があります。

また、熱に弱いので、火を十分に通すことで処理ができます。

  • 嘔吐
  • 激しい腹痛
  • 蕁麻疹
  • 加熱しましょう!

烏賊(いか)は消化が悪い

烏賊(いか)は、犬にとっては硬く消化の悪い食べ物になり、胃腸に負担をかけてしまったり、詰まってしまう恐れがあります。
そのため、小さくカットして与えなければいけません。

子犬・シニア犬には与えない方がよい

烏賊(いか)は、固く消化に悪いため、消化器系の機能が十分でない愛犬には与えない方がよいでしょう。

加工品について

スルメは与えないで!胃に詰まってしまうかも…

スルメは塩分がかなり多く、犬にとっては塩分過多になります。

塩分過多になると、いろいろな病気を引き起こしてしまいますので、注意が必要です。

また、体内で水分を吸う事により、膨張してしまい事故になる危険性が潜んでいます。

烏賊(いか)の刺身

生ですので、あたえないでください!

その他の加工品

烏賊(いか)の燻製やさきイカなど、いろいろな種類の加工品がありますが、
基本的に塩分が高く、調味料や添加物が使用されているため、オススメはできません。

《犬に烏賊(いか)を与える時の食べさせ方や調理方法》

烏賊(いか)を与える場合は、しっかり加熱(茹でる、蒸す)して、細かくカットしましょう。

しかし、犬にとっては固いので、あまり与えすぎないようにしておきましょう。

必ず加熱しましょう

「デメリットと注意点」にも記載したように、生で食べることはかなり危険です。

サニサキスとチアミナーゼは熱に弱いので、しっかり加熱することで、取り除けます。

一日にあたえる目安の量

調べてみると、平均的に以下の通りのようですが、
やはり、あまり与えない方がよいでしょう。

  • 小型犬(5kg)… 約25g前後
  • 中型犬(10kg)… 約45g前後
  • 大型犬(20kg)… 約90g前後

《犬のアレルギーについて》

烏賊(いか)を食べたことで、アレルギー症状を発症する可能性があります。

主な症状

  • 嘔吐
  • 下痢
  • 痒み
  • 発疹
  • 充血
  • 倦怠感

初めて与える時は少量ずつ与え、少しでも様子がおかしいと感じたら与えるのをやめて、獣医さんに相談しましょう。

《犬に烏賊(いか)を与える場合のまとめ》

いかがでしたか?
烏賊(いか)は基本的にはオススメできません。

大きな理由として、生の状態と消化に悪いということがあげられましたね。

また、スルメについては、かなり注意が必要みたいですね。

体内で水分を含んでしまい、膨張することで、命の危険に晒されてしまうようです。

冷静に考えると納得できるのですが、ついつい欲しがるから、食べさせて何も考えずに食べさせてしまいそうな事もありますよね。

本当に気を付けてなければいけませんね…

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