《犬に与える食べ物》犬に胡麻(ごま)は与えても大丈夫?

《犬に与える食べ物》犬に胡麻(ごま)は与えても大丈夫?

胡麻(ごま)は、小さい粒がゆえに、床にこぼしてしまうことも多いと思います。

いろいろな、料理や材料に使われており、意外なところにも使われていることがとても多い食材です。

私も胡麻(ごま)はノーマークでしたのでヒヤッとしました!参考にどうぞ

《犬に胡麻(ごま)は与えても大丈夫?》

答えは〇!
犬に胡麻(ごま)を与えても問題なし!

胡麻(ごま)は犬にとって有害になるような成分は含まれておらず、適度な量であれば問題ありません。

さらに栄養素が豊富な食材で、タンパク質・食物繊維・ミネラルがありますが、胡麻(ごま)特有の栄養素「ゴマリグナン」など、非常にバランスよく含まれています。

《犬が胡麻(ごま)を食べる時の良い点(メリット)》

がん予防や老化防止などのアンチエイジングの効果があります!

ごま特有の栄養素「ゴマリグナン」に含まれる「セサミン」という成分が、かなり強い抗酸化作用を持ち合わせています。

活性酸素の働きを抑制する働きがあり、主に以下のような効果が期待できます。

  • 老化防止
  • がんの予防
  • コレステロール低下
  • 肝機能の改善
  • 脂肪酸の代謝促進
  • 血液低下

腸内環境を整えます

胡麻(ごま)には食物繊維が豊富に含まれています。

そのため、腸内環境を整え便秘気味の犬に効果があります。

《胡麻(ごま)に含まれる栄養素》

胡麻(ごま)には小さな粒ひとつひとつに栄養成分が凝縮されています。

注目すべき成分が「ゴマグリナン」という成分です。

他にも、不飽和脂肪酸(リノール酸とオレイン酸)、たんぱく質、ビタミン、ミネラル、食物繊維が含まれています。

  • ゴマリグナン
    • セサミン・セサモリンなどの胡麻(ごま)特有の成分を「ゴマリグナン」と言われています。
    • 特にセサミンは、かなり強い抗酸化作用をもちアンチエイジングの効果あがあります。
  • カルシウム
    • 骨や歯を形成したり健康に保つ働きをしたりするため、非常に重要な栄養素です。
    • また、精神や筋肉を正常に保つ効果があり、生きていく中でとても重要な成分です。
    • 犬に関しても、同じような事がいえます。
  • 食物繊維
    • ★便秘改善、※摂取しすぎ厳禁
    • 整腸作用抜群!特に便秘に有効!腸内を洗浄し便通を促します。ただし、摂り過ぎと下痢や軟便の原因になります。
  • βカロテン
    • ★目の病気や老化防止、抗がん作用
    • 犬は、βカロテンをビタミンAに変換ができます。
    • 皮膚や粘膜・被毛の健康維持に役立ちます。
    • 体内に侵入したウイルスから身を守り、粘膜を強化してくれます。
  • ビタミンB1(水溶性:水に溶ける)
    • 炭水化物や糖などをエネルギーに変えてくれる手助けをしてくれます。
    • 疲労回復をはじめ、皮膚や粘膜を強くしてくれる働きがあります。
    • しかし、摂取しすぎると、脚気の原因になってしまいます。
  • ビタミンC(水溶性:水に溶ける)
    • ★抗酸化作用
    • 犬の老化を防止する効果が期待できます。
    • 犬はビタミンCを体内でつくることが可能ですが、シニア犬や体の弱い犬は、多くのビタミンCが必要なため、外から取り入れる必要があります。
  • ビタミンE(脂溶性ビタミン:油と-緒に摂ると吸収しやすくなる)
    • ★抗酸化作用
    • 血管や細胞を保護する役割があり、血流を良くする働きがあります。
    • シニア犬や体の弱い犬に取り入れさせたい成分です。

《白ごま・黒ごま・金ごまのセサミン含有量ついて》

胡麻(ごま)には抗酸化作用であるセサミンの含有量は約1%未満程度含まれています。

セサミンは白ごまが一番含まれていますが、黒ごまや金ごまの差はほとんどありませんので、わざわざこだわる必要もありません。

《犬が胡麻(ごま)を食べる時の悪い点(デメリット)》

胡麻(ごま)にも注意する点や、リスクもあるようなので見ていきましょう。

《犬に胡麻(ごま)を与えるときの注意点》

そのまま食べても栄養分は摂取できません。

胡麻(ごま)は硬い殻で覆われており、そのまま食べてもあまり消化されず、そのまま便と一緒に排出されますので、不意に食べてしまった場合も特に気にする必要はありません。

食べ過ぎに注意!

犬は人間に比べ食物繊維を消化する能力が弱く、軟便や下痢になる原因になります。

コレステロールの高い場合は与えない方がよい。

胡麻(ごま)の50%は油分でできているので、肥満気味の犬などコレステロールに注意する必要がある場合は食べさせない方がよいかもしれません。

あくまで副菜で!

トッピング程度にし、主食の総合栄養食であるドッグフードの妨げにならないようにしましょう。

《犬に胡麻(ごま)を与える時の食べさせ方や調理方法》

胡麻(ごま)は「すりごま」にして食べさせましょう。

胡麻(ごま)の栄養分を効率よく吸収するのであれば、そのまま食べてもうまく吸収しないので、すり潰して食べさせましょう。

しかし、すり潰してから時間が経つと酸化して栄養が減少してしまいますので、食べる直前にすり潰しましょう。

※ごはんのトッピング程度にすり潰して、振り掛けるなどしましょう。

その他の加工品について

  • ゴマせんべい
    • 人間用に作られたものは塩分が高く体に悪いので、犬用のものをあげましょう。
  • 黒ごまプリン
    • 牛乳・卵に対してのアレルギーなどがなければ問題ありませんが、糖分が多いのであまりオススメしません。
  • ごま油
    • ごまの脂質が多く含まれるので、おすすめできませんが、舐めてしまったくらいでは心配する必要はありません。

《犬のアレルギーについて》

胡麻(ごま)でアレルギーを引き起こす場合もあります。

少しでも異変を感じたら食べさせるのをやめて獣医さんに相談しましょう。

  • 下痢
  • 嘔吐
  • 痒み
  • 目の充血
  • ぐったりしている。
  • 湿疹
  • 脱毛

初めて食べさせる場合は、少しずつあたえて様子を見ながら食べさせましょう。

《犬に胡麻(ごま)を与える場合のまとめ》

最近は人間だけでなく犬も寿命が延びてきましたが、反対にガンになる犬も増加傾向にあるようです。

少しでも長生きしてもらいたいので、がん予防など健康面はかなり気になるところだと思います。

ただ、与えすぎもかえって良くないので、毎日ではなくほどほどに食べさせるようにしましょう。

まとめると、胡麻(ごま)はすり潰して、犬ごはんに振り掛けて食べさせましょう。

いかがだったでしょうか?胡麻(ごま)には意外とすばらしい効果があったんですね。

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