《犬に与える食べ物》犬に納豆は与えても大丈夫?

《犬に与える食べ物》犬に納豆は与えても大丈夫?

よくテレビなどで取り上げられる健康食品の納豆は常に注目されていますよね!
犬にも納豆のパワーをわけてあげたいですよね。

今回は、犬も大好き納豆の驚くべきパワーを調べて記事にしたいと思います。

《犬に納豆は与えても大丈夫?》

答えは〇!
犬に納豆を与えても問題なし!ただし、タレや薬味は入れないで!

犬は納豆が大好きな子が多いようで、あの発酵した匂いがたまらなく好きみたいです(笑)

納豆は人間と同様に犬にも有効で、味付けしていない納豆であれば、安心して食べる事ができます。

最近は納豆をフリーズドライにした犬用の納豆スナックもあり、すでに認知されはじめています。

《犬が納豆を食べる時の良い点(メリット)》

納豆最強の成分であるナットウキナーゼは犬にも効果があるようです。

ナットウキナーゼは、血液がサラサラになる効果があるので、血液が流れやすくなり酸素や栄養分が体全体に行き渡りやくすくなります。

うまく活用することで、犬にも強い味方になってくれるはずです!

骨を丈夫にしてくれる!

納豆にはビタミンKがたくさん含まれており、カルシウムを効率よく骨に取り込んで、溶けだすのを阻止し定着させ、骨を健康にしてくれます。

また、怪我など出血した時に、血液を固めて止血を助ける働きがあります。

整腸作用抜群!特に便秘に有効!

納豆は食物繊維が豊富で、大豆の発酵で消化しやすくなっています。

納豆菌との合わせ効果により、腸内環境を改善し便通をよくします。

腸内環境が整い血液もきれいになることで老廃物も出しやすくなり、被毛にも効果があるようです。

肉の代わりにもなる

納豆には、犬の身体を構成するのに必要なタンパク質が多く含まれています。

大豆のタンパク質は新陳代謝を促進し、脂肪をため込むことを抑制してくれる効果があります。

《納豆に含まれる栄養素》

納豆には、ナットウキナーゼやビタミンK、タンパク質、食物繊維、パントテン酸をメインとする栄養素があり、もちろん他にもビタミン・ミネラルが豊富に含まれています。

  • ナットウキナーゼ
    • タンパク質を分解する酵素で、血液をサラサラにする効果があり、血液や血管の健康維持をサポートしてくれる働きがあります。
    • 脳梗塞や心筋梗塞などの予防に期待されています。
  • タンパク質(三大栄養素)
    • 筋肉や臓器など体内のあらゆる機能の調整に使われており、栄養素の運搬をします。
    • さらに微量ですがエネルギー源にもなります。
  • ビタミンB2(水溶性:水に溶ける)
    • ★疲労回復の効果
    • 人間にとっても、疲労回復や老化防止、美肌には欠かせないと言われているほどのビタミンですので、同じように犬の皮膚や被毛の健康を維持するために必要な栄養素となります。
    • また、脂肪の燃焼を助けてエネルギーを作り出してくれる効果があります。
  • ビタミンE(脂溶性ビタミン:油と-緒に摂ると吸収しやすくなる)
    • ★抗酸化作用
    • 血管や細胞を保護する役割があり、血流を良くする働きがあります。
    • シニア犬や体の弱い犬に取り入れさせたい成分です。
  • ビタミンB6(水溶性:水に溶ける)
    • アミノ酸などの体内にある、さまざまな酵素の合成などを助け、活性化させてくれる補助的な効果があります。
    • 精神を整え安定させる働きや、皮膚や血液の働きを正常に保ち、健康的な身体を作るために欠かせないビタミンです。
  • ビタミンK(脂溶性:油と-緒に摂ることで吸収されやすい)
    • ★骨を元気に!
    • 骨を丈夫に保つ働きがあり、骨を形成に欠かせない成分です。
    • 健康な血液の維持・止血効果もあるといわれており、特にシニア犬には有効となります。
  • カリウム(熱に弱い、摂取しすぎ注意)
    • ★利尿作用
    • 体内の不要な塩分を排出する効果があります。
    • 脱水症状になると、水分とともにカリウムなどのミネラルも失われるので、水分補給だけではなくカリウムの摂取も欠かせません。
    • 風邪や動脈硬化の予防にもなります。
    • 与えすぎると、高カリウム血症などの原因になってしまいますので注意してください。
  • 食物繊維
    • ★便秘改善、※摂取しすぎ厳禁
    • 整腸作用抜群!特に便秘に有効!腸内を洗浄し便通を促します。ただし、摂り過ぎと下痢や軟便の原因になります。
  • マグネシウム(摂取しすぎ厳禁)
    • 体内の酵素を活性化させてくれる効果があり、エネルギー代謝や血液を健康に維持する役割があります。
    • 与えすぎると結石などの原因になってしまいますので注意してください。

《犬が納豆を食べる時の悪い点(デメリット)》

どんな食材でも良い点と悪い点を持ち合わせていますので確認しておきましょう。

《犬に納豆を与えるときの注意点》

食べ過ぎは禁物!

体に良いからといって、毎日たくさん食べさせてしまうとビタミン・ミネラルなどの過剰摂取により、体に悪影響を起こすことがあります。

過剰摂取で中毒症状を起こすセレンという物質も含まれています。

食物繊維が豊富なので、軟便や下痢の原因になります。

大豆アレルギーに注意!

納豆は大豆でできるいてるので、豆類などの食物アレルギーの恐れがある犬には絶対にあたえないでください。
アレルギーかどうか不明な場合は、少しずつ食べさせて体調に変化がないか観察しながら食べさせましょう。

病気や薬を飲んでいる犬には与えないで!

血液を調整する薬を飲んでいる場合は、納豆を食べてはいけないなどがあるので、心配な場合は必ず獣医さんに相談しましょう。

納豆にはカリウムが含まれているため、腎臓病や心臓病を抱えている場合は、カリウムが体内に溜まってしまいますので、食べさせないようにしましょう。

加工品はあたえないで!

納豆巻きや、ペット用以外のフリーズドライ納豆などは犬にはあたえないでください。

《犬に納豆を与える時の食べさせ方や調理方法》

犬に納豆を食べさせる場合は、そのままが一番効果を発揮しますので、そのまま食べさせましょう!

納豆はトッピング・おやつに

納豆のタンパク質は植物性のため、肉などの動物性タンパク質よりも消化吸収は劣るためメインには向きません。

手作りごはんの場合は、肉などの動物性たんぱく質のバランスをとり、ドッグフードの場合はトッピングなどで活用しましょう。

タレや薬味を入れないで

納豆に付属しているタレなどをはじめ、薬味類を入れたり味付けはしないでください。必ずそのまま食べさせてください。

細かく刻む

犬は噛まないで飲み込みやすいので、包丁で細かく刻んであげると、消化によく食べやすくなります。

よく混ぜましょう

混ぜる事により、空気を含んで食感もよくなり風味も増しますので食べやすくなります。

加熱はしないで

納豆の主力栄養分であるナットウキナーゼは加熱すると破壊されてしまいますので、冷蔵庫から出して常温に戻してから食べさせましょう。

ナットウキナーゼは、常温が一番効果を発揮します。

納豆を食べさせる適量とは?

はじめは10粒前後あたりから食べさせ、少しずつ増やすようにすればよいかと思います。

大型・中型犬くらいなら半パックくらい大丈夫そうですが、5kg程度などの小型犬は、小さじ1程度が目安でしょう。

《犬のアレルギーについて》

犬によっては大豆アレルギーを持つ場合もありますので注意してください。

そのため、はじめは少しずつ食べさせるようにしてください。

  • 下痢
  • 嘔吐
  • 痒み
  • かぶれ

《犬に納豆を与える場合のまとめ》

納豆のおさらい!

タレや薬味をつけず、良く混ぜてそのまま食べさせましょう♪しかし大豆アレルギーには注意!

納豆は人間と同様に、犬にとっても非常に健康な食べ物といえます。

しかし、アレルギーなどにも気を付けなければいけないので、少しずつようすをみながら食べさせてくださいね。

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