《犬の種類》ぬいぐるみのような愛くるしさ「トイプードル」(Toy Poodle)

《犬の種類》ぬいぐるみのような愛くるしさ「トイプードル」(Toy Poodle)

《犬(トイプードル)データ》

「トイプードル(英名:Toy Poodle)」はフランスが原産の超小型犬種です。

プードルはフランス生まれの愛玩犬です。

  • 英語表記 : Toy Poodle
  • 原産国  : フランス
  • サイズ :  超小型犬

《トイプードルの歴史(ルーツ)》

プードルといえば、フランスの代表的な犬ですが、発祥については「ドイツ・ロシア・アジア」などいろいろな説があるようです。

この犬種の起源は、いろいろ調べてみたところ謎な部分が多いようですね。
ただ、16~17世紀ごろには、フランスの富裕層や貴族の間などで人気を博していたようです。

15世紀ごろには、ドイツの画家が描いた絵にも登場しているようです。

もともとはじめのころのプードルは、ドイツで猟犬としてカモ狩りに従事し、その後フランスでも猟犬として従事してたようです。

また、高級食材であるトリュフの探索もミニュチュアやトイプードルが従事していたようです。

プードルはとても器用な犬種のため、他にもパフォーマンスやサーカスドックとしても重宝されるようになります。

《トイプードルの特徴》

トイプードルは体長と体高がほぼ同じのスクエアタイプで、独特なカールをしている被毛に覆われています。

他の種類のプードルタイプに比べ、トイプードルは、聡明で愛情深く他人や他犬にもうまく接します。

さらに、運動能力が高く好奇心が強い。他のプードルタイプの種類の中で最も賢いといわれているようです。

《トイプードルの種類》

日本では、4つのサイズに分類されています。

  • スタンダードプードル
    • 元祖タイプのプードル
  • ミディアムプードル
    • スタンダードでもトイでもない、希少なサイズのプードル
  • ミニチュアプードル
    • 日本では一番少ないタイプのプードル
  • トイプードル
    • ほぼこれ!一番有名なタイプのプードル

はじめのころのプードルは鴨を狩る「水猟犬」として登場しています。

スタンダードタイプの大きさで、やがては16世紀ごろになるとフランスの上流階級から愛玩犬として飼わるようになります。

その頃から愛玩犬として、徐々に小型のサイズに改良されるようになります。

プードルはとても器用な犬種のため、他にもパフォーマンスやサーカスドックとしても重宝されるようになります。

元祖タイプ「スタンダードプードル」

  • 体高:平均55cm程度
  • 体重:24kg前後

元祖タイプが一番大型となっています。

日本では、飼育数が1%ほどで、ほとんど見る事はできません。

運動量が多いため、大型犬と同じような散歩をする必要があります。

穏やかで賢いため、警察犬や盲導犬として活躍しています。

スタンダードでもトイでもない、希少なサイズ「ミディアムプードル」

  • 体高 35cm以上で平均40cm
  • 体重 12kg程度

プードルの中で中型の大きさになります。

日本でも、ほとんど見る事ができません。

日本で一番少ないタイプ「ミニチュアプードル」

  • 体高 28cm以上で平均30cm
  • 体重 7kg前後

このサイズのプードルは、歴史も比較的古く16世紀ごろから存在していました。

スタンダードプードルよりも小型で賢いため、サーカスなどで芸をする個体が多かったのが特徴です。

ほぼこれ!一番有名なタイプ「トイプードル」

  • 体高 24以上
  • 体重 3kg前後

日本で最も多く存在しているトイプードルです。ダントツの人気を誇っています。

プードルといえば、「トイプードル」と言われるほどの知名度となっています。

トイプードルを飼おうと考えている方は、特に気を付けたいのがブリーダー選びかもしれません、とにかく人気犬種のため、いろいろなブリーダーが存在するのも事実です。

利益目的のため、無理な繁殖、劣悪な環境での飼育などで、病気を抱えてしまったりすることが多いようです。

そのため、トイプードルを購入するときは、しっかり見極めることが大切になってきます。

※他にも小さな「タイニープードル」「ティーカッププードル」も存在していますが、分類「トイプードル」です。

トイプードル

《トイプードルの大きさ(サイズ)》

トイプードルの体型について

トイプードルの体型は3種類あります。

ドワーフタイプ

胴長短足な体型のタイプです。

主にペットとして人気なタイプをしているのがこの体型です。

ハイオンタイプ

胴より足が長くスマートな体型をしています。

主にショーなどに登場する事が多いようです。

スクエアタイプ

他の2種類の中間になります。

横から見ると四角に見えることから「スクエアタイプ」と言われています。

《トイプードルの被毛、毛色(何色・何色)について》

トイプードルの毛色

プイプードルの毛色はいろいろあります。

プードルと言えばと言われるほどのベーシックは毛色のレッド(赤)です。

次に、アプリコット(薄いオレンジ)が人気で、続いてブラック(黒)あたりです。

シルバー、ホワイト、クリーム、ブラウンなどがあります。

※毛色によっては多少の性格に変化はあるようですが、基本的な部分は共通しています。

トイプードルの被毛

トイプードルの被毛といえば、「くるりとしたの巻き毛」が一番の特徴だと思います。

「くるりとした巻き毛」と「硬めのシングルコート」のため、抜けがが少ない犬種です。

また、他の犬種と比べてもにおいが少ないのもメリットです。

※ただし、ブラッシングは定期的にしてあげてくださいね!特に換毛期はブラッシングを増やしてあげてくださいね。

《トイプードルの性格》

トイプードルの性格は、毛色により多少の違いはあると言われますが、基本的には共通していて、とても賢く・フレンドリーで甘えん坊な性格をしています。

しつけもしやすく、飼い主にはとても従順であるため、初心者にも向いています。

  • 賢い
  • フレンドリー
  • 甘えん坊

トイプードルには反抗期が存在する!?

生後5ヵ月を過ぎたあたりに、ホルモンバランスの急激な変化により、精神的に落ち着かなくなる時期があります。

そのため、急に反抗期のような状態になることがあります。

主な行動として、飼い主に対し「噛みつく」「言うことを聞かない」「唸る」などの攻撃的な行動をします。

しかし、反抗期で仕方ないと甘やかすのではなく、しっかりしつけをやり直すことも大切となってきます。

《トイプードルの飼い方や日々のケアについて》

トイプードルの飼い方

トイプードルは見かけに反して、体力があり好奇心旺盛で活発です。

そのため、運動不足にならないように適度な運動と散歩が必要になってきます。

トイプードルは非常に利口な犬種なので、飼い主が主従関係をしっかりとしてしつけをすると、手がかかりにくい犬種といえます。

反対にとても賢いので、飼い主より立場が上と思うとワガママになりがちな面もあります。

トイプードルのケアについて

体質や性格的にも飼いやすい犬種となりますが、こまめなお手入れが必要な犬種でもあります。

被毛は抜けにくいですが、全身が巻き毛で覆われているので絡まりやすく、できるかぎり毎日~週に3回くらいはブラッシングしてあげてください。

ブラッシングを怠ると、フェルト状になり毛玉が大量にできてしまい、さらにゴミやほこりが入り込んでしまいます。

そうなってしまうと、手に負えなくなってしまいます。

さらに、毛の伸びが早いので毎月トリミングをするように心がける必要があるでしょう。

また、涙やけには注意しましょう。

放置すると被毛が変色する原因になるので、必ずケアをするようにしましょう。

《トイプードルのしつけについて》

トイプードルは賢く従順な性格をしており、しつけを比較的にしやすい犬種とされていますが、主従関係ができていないと、ワガママになり苦労する場合があるので、しっかりと主従関係を築いておきましょう。

トイプードルはほとんどが室内犬となるので、「トイレトレーニング」「無駄吠え」「マズルコントロール」などが必要になってきます。

トイプードルは、生後5ヵ月ごろからホルモンバランスの急激な変化により、精神的に落ち着かなくなる反抗期に入ります。

急に聞き分けが悪くなり、今までできていたことができなくなることもあります。

この生後5ヵ月までがトイプードルにとっては大切な時期になるので、社会化トレーニングなどもしていきましょう。

《トイプードルの散歩や運動について》

トイプードルは、小型犬ながらも運動能力が高く、非常に活発な犬種です。
社交的な性格でもあるので、ドッグランなどにつれていくと、とても喜びます。

トイプードルの適切な散歩について

  • 頻度:2回くらい/日
  • 時間:15分程度

生後半年までの体が育ちきっていない間は、無理をさせずに長時間の散歩は避けておきましょう。

《トイプードルの気を付けたい怪我、病気》

骨折が比較的多い犬種です

運動能力が高く活発な性格ですが、体の割には、小型犬ならではの足で非常に細く、高いところから飛び降りたり、ジャンプに挑戦することで怪我をします。

そのため、活発で運動量は多い犬種ですが、体にあった無理のない運動をするように心がけましょう。

  • 膝蓋骨脱臼
  • 涙やけ
  • 外耳炎
  • 気管虚脱
  • クッシング症候群

トイプードルの寿命

14年~17年が平均的です。

《トイプードルの値段・価格帯》

平均価格は26万円~28万円

金額に幅があり、5万円~150万円などさまざまです。
大きさ、毛色、毛量などによって価格が異なります。

トイプードルのスタンダード基準があり、基準に近いほど値段が高くなります。

トイプードル

《トイプードルについてのまとめ》

ぬいぐるみのような愛くるしい外見と飼いやすさで、日本では圧倒的に大人気な犬種のトイプードルです。

意外にも4種類のサイズといろいろな色があるのは少しびっくりしました。

甘えん坊で社交的な愛くるしいトイプードルは比較的飼いやすい犬種といえるでしょう。

これからトイプードルを飼おうと考えていらっしゃる飼い主さんもしっかりと特性と知り家族に迎えてあげてくださいね♪

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