椎茸(しいたけ)は、私たち日本人にとってもかなり馴染みのあるキノコ類ではないでしょうか?
さらに、年間を通してスーパーなどでも購入できる食材だと思います。
ぜひ、参考にしてみてください。
《犬に椎茸(しいたけ)は与えても大丈夫?》
答えは〇!
犬が椎茸(しいたけ)を食べても大丈夫ですが、食べ過ぎには注意しましょう。
犬にとって有害な成分もなくとても栄養が豊富なため、積極的に食べさせたい食材とされています。
ただし、椎茸(しいたけ)は食物繊維が豊富なため、食べ過ぎると下痢や軟便のもとになります。
《犬が椎茸(しいたけ)を食べる時の良い点(メリット)》
椎茸(しいたけ)は犬の健康をサポートしてくれる栄養素がたっぷり含まれており、犬にとっても優秀な食材の一つです。
さらに90%が水分のため、水分補給にもなります。
椎茸(しいたけ)は低カロリー
100gあたり18カロリーで、カロリーは低くダイエットにもなります。
《椎茸(しいたけ)に含まれる栄養素》
椎茸(しいたけ)は食物繊維が豊富ですが、他に特記すべき栄養素の一つとして、血液をサラサラにしてくれる「エリタデニン」という栄養分が含まれています。
- エリタデニン
- ★メタボや生活習慣病の予防になる。
- しいたけ特有の成分ですが、マッシュルームにも微量ですが含みます。
- コレステロールの値を下げる働きがあり、血流の流れをスムーズにする働きがあります。
- βグルカン
- 細菌やウイルスなどから身を守り健康な体をつくる役割があります。
- 免疫色の向上やガン予防、アレルギー、糖尿病、高血圧などの改善に効果があります。
- 特にアガリクス茸、ハナビラ茸、霊芝に多く含まれており、最近は犬用のサプリメントまで登場しています。
- ビタミンB6(水溶性)
- アミノ酸などの体内にある、さまざまな酵素の合成などを助け、活性化させてくれる補助的な効果があります。
- 精神を整え安定させる働きや、皮膚や血液の働きを正常に保ち、健康的な身体を作るために欠かせないビタミンです。
- ビタミンD(脂溶性)
- 骨、皮膚、精神などの健康を維持してくれる大切なビタミンです。
- カルシウムの吸収を高めて、骨を丈夫に保つ効果があります。
- また、メンタルの症状にも効果があり、精神のバランスを調整してくれる働きもあります。
- 食物繊維
- ★便秘改善、※摂取しすぎ厳禁
- 整腸作用抜群!特に便秘に有効!腸内を洗浄し便通を促します。ただし、摂り過ぎと下痢や軟便の原因になります。
- タンパク質(三大栄養素)
- 人と同じように、犬にとっても大切な栄養素です。
- 筋肉や臓器など体内の、さまざまな機能の調整に使われており、栄養素の運搬をします。
- 糖質
- 糖質は体内でエネルギーに代わり、血液・脳・筋肉など身体全体の動力源になります。
- カリウム(熱に弱い、摂取しすぎ注意)
- ★利尿作用
- 体内の不要な塩分を排出する効果があります。
- 脱水症状になると、水分とともにカリウムなどのミネラルも失われるので、水分補給だけではなくカリウムの摂取も欠かせません。
- 風邪や動脈硬化の予防にもなります。
- 与えすぎると、高カリウム血症などの原因になってしまいますので注意してください。
- リン
- 歯や骨を丈夫に保ったり、神経や筋肉を正常に保ったりする効果があります。
- 炭水化物(糖質)
- ブドウ糖や果糖などから構成されている単糖から構成されているもの。
- 三大栄養素と呼ばれており、エネルギー源になります。
- 犬は人に比べて吸収しずいようです。
《犬が椎茸(しいたけ)を与える際の悪い点(デメリット)》
愛犬に椎茸(しいたけ)を与えることに関して、気を付けたい部分などもありますので紹介します。
《犬に椎茸(しいたけ)を与えるときの注意点》
絶対に生食はやめましょう!
かなり食物繊維が豊富なため、人間でさえも消化しにくく、ましてや犬は消化できません。
軟便や下痢、嘔吐の原因になるので、かならず火を通し食べやすい大きさにカットして食べさせてください。
食べ過ぎに注意!
犬は人間に比べ食物繊維を消化する能力が弱く、軟便や下痢になる原因になります。
あくまでトッピングとして
カロリーが低いのでメインとしてではなく、ドッグフードのトッピングや手作りごはんなどに使うようにしましょう。
早めに食べましょう。
椎茸(しいたけ)は日持ちしないので、すぐに食べるなどをして保存には注意しましょう。
干ししいたけについて
干ししいたけは、生の椎茸(しいたけ)より栄養価は高く、犬が食べても問題ありませんが、そのまま食べさせるのはやめましょう。
必ず食べやすい大きさにカットして、煮るなどをして必ず加熱してください。
※干ししいたけの戻し汁にも栄養素が豊富に含まれています。
干ししいたけを細かくカットして戻し、戻し汁と一緒にささみなどの鶏肉と野菜を一緒に煮こんで食べさせると喜んで食べてくれ、さらに栄養バランスの取れた手作り料理になります。
《犬に椎茸(しいたけ)を与える時の食べさせ方や調理方法》
食べやすい大きさにカットして、必ず加熱しましょう!
油で炒めない方がよい
椎茸(しいたけ)には吸収力があるので、油で炒めると吸収してしまいます。
肥満の原因になりますので油などでは炒めないようにしましょう。
フードプロセッサーで粉砕するのもよい
フードプロセッサーなどでペーストや粉末状にし、ふりかけなどにかけると食べやすくなり栄養も豊富です。
《犬のアレルギーについて》
犬は椎茸(しいたけ)を食べると、まれにアレルギーを引き起こす可能性があります。
- 痒み
- 体の腫れや赤み
初めて食べさせるときは少量ずつ食べさせ、少しでも異変があればすぐに食べさせるのやめ、動物病院に相談しましょう。
《犬に椎茸(しいたけ)を与える場合のまとめ》
「食べやすい大きさにカットして加熱する。」
椎茸(しいたけ)はとても栄養が豊富ですが、食物繊維が豊富なため食べさせすぎないようにしましょう。
少量であれば、犬にとっても栄養バランスがとても良い食材となります。
焼く、煮る、出し汁に使うなど、さまざまな食べ方ができるので、手作りごはんなどにも最適ですね!
愛犬と一緒に健康的な食事をしましょう☆