《犬の種類》胴長短足といえば「ダックスフンド」(Dachshund)

《犬の種類》胴長短足といえば「ダックスフンド」(Dachshund)

《ダックスフントの歴史》

ダックスフントの祖先にあたる犬はドイツ・オーストリアの山岳地方にいたピンシェルなどの猟犬と言われています。

そのピンシェルとの交配を重ねていき、ダックスフントの原点ができていきました。

巣穴の中にいるアナグマ猟を目的に改良されてきました。

そのため、体長が体高の2倍近く、手足が短いという独特の体格が生まれ、ドイツ語で「DachsHund(アナグマ犬)」と言われるようになりました。

《ダックスフントの特徴》

原産国はドイツです。

独特な胴長短足の体型で食欲旺盛。

猟犬としての気質があり、ペットとして飼いにくさがあるのにもかかわらず、独特の体格とかわいらしい見た目からか、非常に人気がありペットとして家庭に迎えられています。

ダックスフントは独特な短足胴長の体型で、口は眺め、筋肉が発達した垂れ耳の犬です。

大変活発でじっとしていることはあまりなく、散歩も1日1時間~が推奨されているようです。

猫などを追いかけて、狭いところに入りこんで出られなくなることもあるようなので、リードでしっかりつないでおく必要があります。

《ダックスフントの性格》

活発で好奇心が強く物怖じせず負けず嫌い。

現在でも猟犬としての性格を兼ね備え、改良されることなく繁殖されています。

そのためか、勇敢すぎる一面があり、知らない人や通行人、インターホンの音など異常なほど吠えることがあります。

マットなどをボロボロにしてしまったり、ボールやおもちゃが大好きで壊れるまであそび続けます。

物事に没頭すると止まれなくなる。

興奮すると歯止めが利かなくなるなどがよくある犬種なので、落ち着ける空間を用意してあげましょう。

《ダックスフントの種類》

体格は3種類

  • 大:スタンダード
  • 中:ミニチュアダックスフンド
  • 小:カニンヘンダックスフンド

個体の大きさの違いは、猟をする獣の種類や大きさ・巣穴の大きさが基準となっており、ペットとしてではなくあくまで猟として大きさが分けられています。

《ダックスフントの大きさ(サイズ)》

スタンダード・ダックスフンド

  • 胸囲35cm以上
  • 体重約9kg

ミニチュア・ダックスフンド

※スタンダードでも入れない巣穴にもぐり込ませるために改良された個体です。

カニンヘン・ダックスフンド

  • 胸囲30cm以下
  • 体重3kg以下が目安

※一番小さなサイズでもあくまで猟犬目的で改良されています。

ダックス

《ダックスフントの被毛、毛色(何色・何色)について》

被毛について

被毛は3種類

  • 短いスムースヘアード
  • 柔らかく長いロングヘアード
  • 硬毛で長いワイヤーヘアード

ダブルコートのため、ブラッシングはこまめにしましょう。

毛色(何色・何色)について

ダックスフントはさまざまな毛色があり、また毛質ごとでも分類されています。

スムース・ヘアード、ロング・ヘアード

単色やバイカラー(2色)など色は様々です。

※ブラック、ブラウンにタンなどが一部入っている。ブラック&タン、ブラウン&タンなどが代表的

ワイヤー・ヘアード

スムースの毛色以外に、「ワイルドボア」、「ソルト&ペッパー」などがあります。

《ダックスフントの寿命》

12歳~16歳

《ダックスフントの気を付けたい怪我、病気》

ヘルニアなどの関節疾患にかかりやすい。

高い段差や、高いところから降ろすなど腰に負担のかかる行為には十分注意しましょう。

肥満も関節を痛める原因になります。

脚が短く地面に近いため、暑い夏場は熱中症にかかりやすい犬種です。
そのため、朝や夜などの涼しい時間帯を選びましょう。

耳が垂れているため、耳の通気性が悪い。
そのため、細菌が繁殖しやすくなり、外耳炎になりやすくなります。

《ダックスフントの価格・値段》

5万程度~60万円くらいまで
平均価格は20万円

《ダックスフントのまとめ》

ダックスフンドを飼うのであれば、しっかりとしつけ・トレーニングをしましょう。

猟犬の習性があり、しっかりしつけをしないと、家のものを壊されてしまったりソファなどもボロボロになり、最悪の場合誤飲で不慮の事故などがおこるの注意が必要です。

しかし、リーダー(飼い主)には、とても従順で触れ合うことに喜びを感じるので、しっかり信頼関係を築いておくとよい家族となります。

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