キャベツは冬野菜ですが、スーパーなどで、年中安定して手に入る野菜ですよね。
私たちも、キャベツにはかなりお世話になっているし欠かせない食材だと思います。
今回は、キャベツを犬が食べてもよいか?などを調べています。
《犬にキャベツを与えても大丈夫?》
答えは〇!
犬にキャベツを与えても問題ありません。
しかし、芯の部分には硝酸イオンが含まれていて、取り除くようにしてください。
《犬がキャベツを食べる時の良い点(メリット)》
キャベツにはいろいろなビタミンが豊富に含まれています。
生でも食べられるので、与えすぎずバランスよく食べさせると最高の副菜となるでしょう。
《キャベツに含まれる栄養素》
キャベツには胃腸薬にもあるビタミンU(別名:キャベジン)をはじめ、ビタミンC、ビタミンK、カルシウム、鉄分、食物繊維、βカロチン、葉酸などが含まれています。
- ビタミンU(別名:キャベジン)(水溶性ビタミン:水に溶ける)
- 胃腸薬でおなじみのキャベジンが豊富です。
- 胃腸の粘膜の新陳代謝を活発にし保護します。胃腸の粘膜強化と消化を助けてくれます。
- さらに、胃腸粘膜も修復する作用ももっています。
- ビタミンC(抗酸化作用)(水溶性ビタミン:水に溶ける)
- 抗酸化作用があり、犬の老化防止になります。
- 犬は体内でビタミンCを生成できますが、高齢の犬や病気がちの犬は、多くのビタミンCが必要なため、外から取り入れる必要があります。
- ビタミンK(骨を元気に!)
- 骨を丈夫に保つ働きがあり、骨芽細胞を活性化するので骨を形成に欠かせない栄養素です。健康な血液の維持・止血効果もあるといわれており、特に高齢犬には有効となります。
- カルシウム
- 犬の骨も丈夫にしてくれます!
- 骨・歯を作るのに必要な栄養素。骨や歯を丈夫にします。
- 鉄分
- 血中酸素の運搬を促進します。
- 食物繊維(便秘改善)※摂取しすぎ厳禁
- 整腸作用抜群!特に便秘に有効!腸内を洗浄し便通を促します。ただし、摂り過ぎと下痢や軟便の原因になります。
- βカロテン(目の病気や老化防止、抗がん作用)
- 皮膚や粘膜・被毛の健康維持に役立ちます。
- さらに免疫力も高めウイルスなどから身を守り、がん予防にも効果も期待できます。
- 体内に入ったウイルスを攻撃したり、粘膜を強化する働きがあります。
- 犬は、体内でビタミンAに変換ができます。
- 葉酸(貧血の予防に!)
- 妊娠期や成長期に必要な葉酸を多く含む事で母胎や体に良い
- 体内の細胞の成長をサポートする効果があります。脳や脊髄などの発育不全も防ぐ効果があります。
紫キャベツ
アントシアニンという抗酸化物質が含まれています。
老化防止に期待に効果があります。
《犬がキャベツを食べる時の悪い点(デメリット)》
キャベツにも注意する点や、リスクもあるようなので見ていきましょう。
《犬にキャベツを与えるときの注意点》
犬は雑食と言われていますが、もともとオオカミが祖先のため、基本的には肉を中心とした食生活をしてきた動物です。
そのため、野菜などは積極的には摂取していませんので、栄養豊富なキャベツですがメインではなく副菜として食べさせてください。
食べ過ぎは注意!
シュウ酸カルシウム結石のリスクもあるので、与えすぎには注意してください。
比較的に手に入りやすい食材であるキャベツは、毎日与えてしまいがちになるため、過剰摂取には気を付けましょう。
むやみに与えすぎると栄養バランスが乱れや身体に悪影響を及ぼすので注意しましょう。
食べするぎると、下痢・嘔吐・便秘の原因になる。
キャベツは消化に悪いため、細かく刻む!
消化しづらい野菜のため、細かく刻む必要があります。
芯はとる!
芯の部分には、硝酸イオンが含まれておりますので、取り除いてあげる方が望ましい。
※硝酸イオンは犬が中毒症状を起こし、癌の原因になる可能性も高まると言われています。
ドレッシング、マヨネーズは厳禁!
そのまま与えてもよいが、人間が野菜にかける、ドレッシング・マヨネーズは注意しましょう。
野菜自体は良いのですが、ドレッシング類・マヨネーズは、過剰な塩分・脂分・カロリーが相当多く、ドレッシングの種類によってはたまねぎも使われているものもあります。
野菜のみを与えるように注意しましょう。
《犬にキャベツを与える時の調理方法》
キャベツは生でも加熱調理しても大丈夫ですが、熱を加えると栄養素が壊れてしまいます。
栄養素を最大限に引き出すなら生で与えるようがよいでしょう。
キャベツにはシュウ酸が含まれており、茹でることで減りますが、一部の栄養素は溶け出しますので、煮汁をスープにして与えると栄養分を吸収できますよ。