《犬が食べても大丈夫?》犬に鰹(かつお)を与える事について調べました

《犬が食べても大丈夫?》犬に鰹(かつお)を与える事について調べました

鰹(かつお)は、刺身や鰹節、だしなどをはじめ、何かと目にする機会が多い食材である魚ですよね。

私たちにかなり馴染みがある魚で、栄養素も豊富ですよね。

そんな魚を愛犬が食べる事ができるのでしょうか?

《犬に鰹(かつお)は与えても大丈夫?》

答えは〇!
犬に鰹(かつお)を与えても問題なし!ただし食べ過ぎや与え方に注意!

たんぱく質も多く健康的な食材ですが、生食・鰹のたたきの薬味(玉葱やネギ)などの他の食材など、注意する点は多いため、充分に注意しなければいけません。

しかし、しっかり火を通すなどをして、正しく食べさせると最高の食材になるようです。

《犬が鰹(かつお)を食べる時の良い点(メリット)》

鰹(かつお)にはビタミンB12、カリウム、タウリン、ナイアシン、鉄、IPA(イコサペンタエン酸)、DHA(ドコサヘキサエン酸)、イノシン酸などが豊富に含まれています。

そのため、疲労回復、自律神経の改善などの効果があります。

《鰹(かつお)に含まれる栄養素》

特にいろいろな魚の中でもビタミンB12がかなり豊富に含まれています。

また、「血合い」の部分には、鉄分をはじめ栄養がとても豊富に含まれています。

  • ビタミンB12(水溶性)
    • 「造血のビタミン」と言われています。
    • 赤血球の生成をはじめ、神経細胞やたんぱく質の合成にも欠かせません。
    • 貧血予防をはじめとして、他にも神経を正常整えてくれる効果や不眠を改善してくれます。
  • カリウム(熱に弱い、摂取しすぎ注意)
    • ★利尿作用
    • 体内の不要な塩分を排出する効果があります。
    • 脱水症状になると、水分とともにカリウムなどのミネラルも失われるので、水分補給だけではなくカリウムの摂取も欠かせません。
    • 風邪や動脈硬化の予防にもなります。
    • 与えすぎると、高カリウム血症などの原因になってしまいますので注意してください。
  • タウリン
    • アミノ酸の一種で栄養ドリンクなどにも含まれています。
    • 疲労回復や肝機能の安定、血圧の安定化などに効果があります。
  • DHA、EPA
    • 魚にたくさん含まれており、血をサラサラにする効果があります。
    • 脳の働きを活発にして、脳内の血管を健康に保つ効果が期待できます。
    • 体内でほとんど作る事ができず、食物から摂取すること事が必要な栄養素です。
  • IPA(イコサペンタエン酸)
    • 不飽和脂肪酸の一種。
    • 体内のコレステロールを下げて、脳卒中などの予防に効果がある。
  • 鉄分
    • 血中酸素の運搬を促進します。
  • ビタミンB3(水溶性)
    • ★精神安定や二日酔いを防ぐ効果
    • 糖分や脂質、アルコールを分解して、エネルギーを産生させるために、ナイアシンが関わっています。
    • とても重要な成分で、ナイアシンが不足すると、さまざまな健康障害を引き出してしまいます。
    • 血液の循環を促進して、肌や被毛の健康を保持する働きがあります。

《犬が鰹(かつお)を食べる時の悪い点(デメリット)》

鰹(かつお)にも注意する点や、リスクもあるようなので見ていきましょう。

《犬に鰹(かつお)を与えるときの注意点》

生では食べさせない!

かつお、ぶり、マグロなどをはじめ、魚類は全体的に生では食べさせてはいけません!

ヒスタミン食中毒

魚を常温で放置することで細菌が繁殖してしまい、ヒスタミン食中毒になりやすくなります。

また、熱にはかなり強く、熱処理での分解は難しい細菌です。

  • 嘔吐
  • 舌や顔の腫れ
  • 蕁麻疹
  • めまい

アニサキス寄生虫

魚介類の内臓に寄生します。

特に回遊魚全般に寄生していることが多く見られます。

鮮度が落ちてくると、内臓以外にも移動してしまいますので、鮮度の落ちた状態での生食は大変危険です。

また、熱に弱いので、火を十分に通すことで処理ができます。

  • 嘔吐
  • 激しい腹痛
  • 蕁麻疹

加工品について

鰹(かつお)のタタキなどの加工品には、添え物として玉ねぎ・ネギやニンニクなどが使用されていることがありますので、鰹(かつお)自体は問題ないとしても、添え物を食べることで危険な状態になることが多々あります。

特に玉ねぎなどは、犬が中毒になり「死に至る原因」となる「与えてはいけない食材」ですので、絶対に与えてないように注意してください。

鰹節、鰹粉などは食べさせても問題ありません。

《犬に鰹(かつお)を与える時の食べさせ方や調理方法》

シンプルな調理で!

茹でる、蒸す、焼くなどで、味付けもあまりしないでシンプルな調理にしましょう。

生食は厳禁

アニサキスなどの食中毒の原因になるので、生食はやめておきましょう。

特に鰹(かつお)は回遊魚なので寄生虫を含む可能性が極めて高いようです。

骨に注意

しっかり魚の骨を取り除いて、細かく刻むようにしましょう。

食べさせる量

小型犬などは2~3切れ程度。

《犬に鰹(かつお)を与える場合のまとめ》

いかがでしたでしょうか?

鰹(かつお)は、正しく食べさせる事で愛犬にとっても栄養満点であることがわかりました。

特に鰹節などは、うちの愛犬のしめじ君もフードに混ぜて食べています。

ただし、生食や骨などには注意してくださいね。

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