《犬の種類》長いおヒゲと眉毛のお爺ちゃんみたいな見た目の犬種「ミニチュアシュナウザー」(Miniature Schnauzer)

《犬の種類》長いおヒゲと眉毛のお爺ちゃんみたいな見た目の犬種「ミニチュアシュナウザー」(Miniature Schnauzer)

ドラマ「マルモのおきて」で登場したことでさらに有名になりましたね。

おじいちゃんのような見た目と言われ、性格も小型犬の中でもとても賢く攻撃性も少ないので、非常に人気があります。

ルーツなどを調べましたので、参考にしてみてください。

目次

《犬(ミニチュアシュナウザー)データ》

「ミニチュアシュナウザー(英名:Miniature Schnauzer)」はドイツ原産の小型犬種です。

  • 英語表記 : Miniature Schnauzer
  • 原産国 : ドイツ
  • サイズ : 小型犬

《ミニチュアシュナウザーの歴史(ルーツ)》

ミニチュアシュナウザーの元になるスタンダードタイプは、14世紀ごろにドイツで誕生しました。

この犬種は「人間の脳をもつ犬」と言われるほど賢く、警戒心が強い上に飼い主にはとても忠実なため、ネズミ駆除や小さな荷車をひくなどの作業犬として活躍していました。

とても優秀なので戦時中は軍用犬としても活躍しています。

仕事する上で、ネズミなどの小動物の攻撃から身を守るためにひげを伸ばし、現在の容姿となったとされています。

スタンダードシュナウザーもさらに小型化が進んでいきます。

「アーフェンピンシャー」「ミニチュアピンシャー」などと掛け合わせ、ミニチュアシュナウザーが誕生しています。

その後、ミニチュアシュナウザーはアメリカに渡り愛玩犬として飼いやすくなるよう、さらに改良されていきます。

ミニチュアシュナウザーが日本に初めて来たのは、終戦後にアメリカから持ち込まれています。

そして、高度成長期ごろから徐々に家庭犬として飼われるようになり、2000年ごろに人気が急上昇しました。

《ミニチュアシュナウザーの特徴》

ミニチュアシュナウザーはお爺さんのような眉毛とおひげが生えており、耳は前方に折れています。

スタンダードシュナウザーをそのまま縮小したような体高と体調が等しい正方形で小型犬ですが、体つきはがっしりとした見た目が特徴です。

作業犬として活躍していたころは、邪魔にならないように断尾や断耳されてきましたが、最近は動物愛護の影響から見かけなくなりました。

ミニチュアシュナウザーは、「抜け毛が少ない」「体臭もあまりない」「賢い」とあり、飼育のしやすさもあり、室内向けの犬種として人気があります。

《シュナウザーの種類》

ミニチュアシュナウザーは、ジャイアント、スタンダード、ミニチュアの3種類があり、一番小さなサイズです。

どのタイプのシュナウザーもスタンダードから作り出されています。

3種類のシュナウザーは、かなり大きさが違うのですぐわかります。

ジャイアント・シュナウザー

一部の愛犬家によって飼育されていますが、登録頭数は少ない。

  • サイズ:大型犬
  • 体高:60~70cm
  • 体重:32~35kg
  • 平均寿命:12~15年

スタンダード・シュナウザー

日本でスタンダード・シュナウザーを見掛けることはほとんどなく、超希少犬種です。

  • サイズ:中型犬
  • 体高:45~50cm
  • 体重:14.5~15.5kg
  • 平均寿命:13~16年

ミニチュア・シュナウザー

圧倒的に登録件数が多く、人気犬種TOP10に入るほどです。
「マルモのおきて」に登場したことによって、さらに人気犬種となりました。

  • サイズ:小型犬
  • 体高:30~35cm
  • 体重:4~8kg
  • 平均寿命:12~15年

ミニチュアシュナウザー

《ミニチュア・シュナウザーの大きさ(サイズ)》

体高:30cm~35cm程度
体重:4kg~8kg程度

※オスとメスでは大きな差はありません。

《ミニチュア・シュナウザーの被毛、毛色(何色・何色)について》

ミニチュアシュナウザーの被毛

被毛はダブルコートであり、密集した柔らかいアンダーコートと硬めのトップコートが特徴です。

ミニチュアシュナウザーの毛色

被毛の色は、4種類があります。
※シュナウザー毛色は、成長すると濃い目の色が抜けて退色することもあります。

  • ソルト&ペッパー
  • ブラック&シルバー
  • ホワイト
  • ブラック

《ミニチュア・シュナウザーの性格》

スキンシップが好きで、人懐っこくフレンドリー

好奇心旺盛でかなり遊び好きな性格です。
また、頑固で警戒心が強い面がありますが、攻撃性が少なく賢い性格のため、しつけやすくコントロールが可能です。

家族に対しては愛情深い犬種です

フレンドリーですぐに人に慣れるため、子どものいる家庭でも問題ないでしょう。

家族には甘えん坊なので、常に一緒に行動したがることもあります。

とても賢く飼い主には従順です

小型犬の中でもとても賢く、飼い主のことはよく聴き理解するように努力します。
しっかりしつけをすることで、よい家族となります。

勇敢で警戒心が強く、番犬としても抜群

あまり吠える犬種ではないが、不審者などには容赦なく吠えるので、ルーツでもあることから番犬としても活躍します。

ただし、無駄吠えしてしまうこともしばしばいあります。

頑固な一面もある

自分がこうしたい!とおもったら絶対動かないこともあります(笑)
スキンシップをよくとり、配慮してあげるとよいでしょう。

多頭飼いも比較的しやすい

比較的穏やかな性格で、ほかの犬にも友好的なため、相性があえばすぐ仲良くできます。

《ミニチュアシュナウザーの飼い方や日々のケアについて》

飼い方について

ミニチュアシュナウザーは、シュナウザーの中で一番飼いやすい犬種とされています。

愛情不足や運動不足にならないような環境であれば、比較的飼いやすい室内向けの犬種となります。

食事は、子犬の時は1日3回で成長したら1日2回が基本となります。

日々のケアについて

体臭と抜け毛は比較的少ないので、手入れは楽な方だと思います。

しかし、絡まりやすい被毛のため、できるだけ毎日ブラッシングしましょう。

特に注意したいので、口ひげと眉毛です。

ご飯のときは特によごれやすいので、食後などは、濡れタオルなどでしっかり拭いてあげましょう。

トリミングは月に1回程度をおすすめします。

最近は、頭の毛を伸ばした「モヒカンカット」や、トイプードルのような「テディベアカット」が人気です。

また、垂れ耳のため、耳掃除はこまめにしましょう。

外耳炎などの原因になります。

《ミニチュアシュナウザーのしつけについて》

攻撃性が少なく穏やかな性格であり、とても賢いのでしつけが比較的入りやすい犬種といえます。

しかし、警戒心はかなり強いので、見知らぬ人や犬にとても吠えることがあるため、社会性を養う必要があります。

飼い主にとても従順なので、しっかり主従関係をまずしっかりしておくことが大切です。

トイレトレーニングと無駄吠えは特にしつけをしておきましょう。

ミニチュアシュナウザー


《ミニチュアシュナウザーの散歩や運動について》

あまり激し運動する必要性はありませんが、小型犬の中では豊富な運動を必要とする犬種となります。

さらに、好奇心旺盛で活発な性格と社会性を養う必要があるため散歩は必須です。

1日に2回30分~1時間程度にお散歩と室内の運動で充分です。

また、室内でもおもちゃで一緒に遊んであげて、運動不足を解消しながらしっかりスキンシップをとっておきましょう。

被毛が密集しているため、真夏などは熱中症をおこしやすくなります。

夏は暑い昼間などは避けましょう。

《ミニチュアシュナウザーの気を付けたい怪我、病気》

尿路結石症(尿結石)

遺伝的に尿の量が少ないミニチュアシュナウザーにかかりやすい病気とされています。

ストルバイト結石や尿結石ができやすいので、定期の健康診断の際は尿検査もするようにしておきましょう。

  • 皮膚疾患
  • 外耳炎
  • 白内障
  • 結膜炎
  • 洞不全症候群
  • 胆石症
  • 急性膵炎
  • 泌尿器疾患
  • 内分泌疾患
  • 胆石症
  • 急性膵炎
  • 泌尿器疾患
  • 内分泌疾患

ミニチュアシュナウザーの平均寿命

ミニチュアシュナウザーの寿命:12~15年

ミニチュアシュナウザーの平均寿命は12~14年前後とされていますが、比較的長生きしてくれる犬種として知られています。

※スタンダードシュナウザーは平均12~14年、ジャイアントシュナウザーは11年~12年程度と言われています。

《ミニチュアシュナウザーの値段・価格帯》

ミニチュアシュナウザーの相場価格は、13万円~30万円程度
平均価格は23万円となります。

血統・顔・毛色・体の大きさや月齢などで変化します。

《ミニチュアシュナウザーについてのまとめ》

いかがでしたでしょうか?

おじいちゃんみたいな個性的な口ひげとまつ毛が印象的で、とても可愛いですよね!

しかも抜け毛、体臭が少なく人懐っこいので、申し分ありませんちよね!

きっとよい家族の一員になってくるれることは間違いなしでしょう!

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