ジャックラッセルテリアは、小型犬のアスリートと言われるくらい運動神経抜群で大型犬顔負けの体力があります。
また、飼う難易度としては、上位にあたる犬種として有名ですが、しっかり性格や特性を理解してしつけをすることで、問題なく家族として迎えられます。
因みに、私も見た目の可愛さから、はじめは飼おうとしていた犬種でした。
- 1. 《犬(ジャックラッセルテリア)データ》
- 2. 《ジャックラッセルテリアの歴史(ルーツ)》
- 3. 《ジャックラッセルテリアの種類》
- 4. 《ジャックラッセルテリアの特徴》
- 5. 《ジャックラッセルテリアの大きさ(サイズ)》
- 6. 《ジャックラッセルテリアの被毛、毛色(何色・何色)について》
- 7. 《ジャックラッセルテリアの性格》
- 8. 《ジャックラッセルテリアを家族に迎えるにあたっての心構え》
- 9. 《ジャックラッセルテリアの飼い方や日々のケアについて》
- 10. 《ジャックラッセルテリアのしつけについて》
- 11. 《ジャックラッセルテリアの散歩や運動について》
- 12. 《ジャックラッセルテリアの気を付けたい怪我、病気》
- 13. 《値段・価格帯》
- 14. 《ジャックラッセルテリアについてのまとめ》
《犬(ジャックラッセルテリア)データ》
- 英語表記 : Jack Russell Terrier
- 原産国 : イングランド(イギリス)
- サイズ : 小型犬
「ジャックラッセルテリア(英名:Jack Russell Terrier)」はイングランド(イギリス)の小型犬種です。
《ジャックラッセルテリアの歴史(ルーツ)》
18世紀ごろ、イギリスの牧師のジョン・ラッセルは、キツネ狩りに適した優秀な猟犬を作り出そうと考えていました。
買い取った犬と、もともといた「フォックステリア」と掛け合わせてつくられた犬種が、現在のジャックラッセルテリアの原形になったとされています。
《ジャックラッセルテリアの種類》
ジャックラッセルテリアは2種存在しています
ジョン・ラッセル牧師の没後、次第に2つの犬種にわかれていきます。
ジャックラッセルテリア
原産地:オーストラリア
家庭用に小型化されて改良された「やや小さくて足の短め」の個体を「ジャックラッセルテリア」
愛玩犬としての目的で誕生した犬種。
比較的穏やかな性格である「コーギー」と、ジョン・ラッセル牧師で誕生した犬種と交配して誕生しました。
日本でよく見かける「ジャックラッセルテリア」は、このオーストラリア原産が主流となっています。
パーソンラッセルテリア
原産地:イギリス
ラッセル牧師時代のタイプ「やや大きめで、足が長めで胴が短い」個体を「パーソンラッセルテリア」と言われています。
《ジャックラッセルテリアの特徴》
脚は短く、白をベースに大きな斑が入っている毛色が特徴です。
また、少々飼うのが難しいと言われている犬種です。
《ジャックラッセルテリアの大きさ(サイズ)》
- 体高:25~30cm
- 体重:5kg~6kg
《ジャックラッセルテリアの被毛、毛色(何色・何色)について》
被毛について
ダブルコートであり、3種類存在しています。
- スムースコート
- 直毛で全身に張り付いているようなすべすべした手触りの短毛です。
- ラフコート
- 毛の量は多くスムースより長めの癖毛です。
- ブロークンコート
- スムースコートとラフコートの中間です。
ジャックラッセルテリアの毛色
ジャックラッセルテリアは基本白ベースです。
ホワイト×ブラック、ホワイト×タン、トライ、ホワイトとあります。
※パーソンラッセルテリアは、白が多めとなっているようです。
《ジャックラッセルテリアの性格》
猟犬として誕生しているため、運動神経が抜群であり、体力は大型犬に匹敵するほどです。
やんちゃで活発な遊びが大好きなその姿は、とても可愛く癒されてしまいます。
とても活発な性格のため、ジャックラッセルテリアは「暇」がとても苦手です。
エネルギーをもてあまし、破壊活動や脱走などをして暇つぶしをしてしまい、飼い主さんを困らせることもしばしば…。
「好奇心旺盛」「遊び好き」ですぐに夢中になり、他の犬種に比べ野生本能を出しやすい面があるため、不慮の事故や怪我が多い犬種です。
そのため、留守番が多く発生しないような常にだれかがいる環境が良いかもしれません。
しかし、飼い主さんには非常に「従順」で「忠誠心がとても高い」です。
《ジャックラッセルテリアを家族に迎えるにあたっての心構え》
まず、捨て犬NO.1で初心者向けではない犬種のようです。
小型犬種ですが、とにかく運動量が多く、小さな体からは想像もできないほどの力と運動能力があります。
そのために小型犬種は、比較的飼いやすいという概念が通用せず、見た目の可愛さだけで家族に迎え入れてしまうと、そのギャップについていけなくて、手放してしまう飼い主さんが多いようです。
しかし、ジャックラッセルテリアの運動量を満たせれば、とても賢く従順なのでしつけ入りやすく苦労はしません。
愛犬といろいろなところで遊んだりアクティブにしたいが、集合住宅などの住環境の理由で「小型犬種しか飼えない」という方には向いている犬種といえます。
また、ジャックラッセルテリアは、キツネを狩るために生まれた猟犬ですので、他に猫・鳥や小動物を飼っている飼い主さんは、家を留守にするときは別々の部屋にするなど必ず工夫するようにしてください。
《ジャックラッセルテリアの飼い方や日々のケアについて》
小さく愛くるしい見た目からは、想像できないほどの体力と運動能力をもっています。
特にジャックラッセルテリアは、子どものころから、耳かき・歯磨きなどの体に触ることに慣らせておかないと、成犬になってからは手を付けられなくなりますので、子犬の間に体を触られるケアに慣らしてあげるようにしてください。
また、ジャックラッセルテリアは気質の関係上、小さな子どもとの相性はあまりよくありません。
必要以上に構われることを嫌い、興奮しやすくためらわずに噛むので、怪我させてしまう危険性もあります。
そのため、犬に不慣れな人や子どもには気軽に近づけないようにしましょう。
手をおもちゃ代わりに甘噛みさせるのも厳禁です。
被毛のケアについては、週に1回程度のブラッシングで問題ありません。
ラフやブロークンタイプの被毛は、時々ストリッピングしてあげましょう。
《ジャックラッセルテリアのしつけについて》
ジャックラッセルテリアは、瞬発的な判断力・知能はとても高く素直な性格なので、主従関係が築けていれば難しくありません。
自己判断能力が高いため「してはいけない事、どうすれば褒めてもらえるか」も良く理解しています。
特に、噛むことに関してはしっかりしつけをしておく必要があります。
興奮しやすく噛みことに躊躇はありません。
そのため、遊び・しつけ・トレーニング中は、他の犬種に比べて危険が潜んでいます。
事故防止のためにも「マテ」と「呼び戻し(おいで)」はどんな状況でも聞けるように、散歩や遊びを通してしっかりとしつける事が大切です。
《ジャックラッセルテリアの散歩や運動について》
ジャックラッセルテリアはキツネの追いかけるために生まれた猟犬のため、運動神経抜群で底なしの体力を誇ります。
「小型犬の運動量は少なくて済む」という考え方は通用しません。
運動せず「暇」になるとストレスが溜まり、いたずらや噛み散らかしたり破壊活動などをしてしまい、問題行動をかなりするようになります。
毎日のお散歩は絶対必要で、朝と夜に1時間以上とることが望ましいでしょう。
河川敷や広く安全な場所でボールやフリスビーで楽しく運動させることでストレス発散になります。
《ジャックラッセルテリアの気を付けたい怪我、病気》
運動量が多く、活発なため怪我には注意が必要です。
登り降り失敗や、交通事故、狭いところから出られなくなる、などなど…
比較的新しい時代に誕生した犬種のためか、他の犬種に比べ遺伝子疾患は少ないようです。
脚の病気には注意が必要です。
- 膝蓋骨脱臼
- レッグ・ペルテス・パーセス病(足をひきずる、足に力が入らない)
ジャックラッセルテリアの平均寿命
寿命:平均13年~16年
小型犬の中では、比較的寿命が長い方とされています。
小型犬種特有のかかりやすい病気が、比較的少ないのもあるのではと考えられますね。
《値段・価格帯》
相場価格 : 15万~25万円程度
《ジャックラッセルテリアについてのまとめ》
いかがでしたでしょうか?
ジャックラッセルテリアは、私も今の愛犬(しめじ)に出会うまでは、この犬種を飼うと決めていました。
本当に見た目が可愛くて癒されます。
私も初心者だったので、実際に飼っていたらどうなっていたんでしょう…(笑)
調べていると初心者には飼いにくい犬種とされていますが、きちんと世話やしつけができれば、忠実で賢く愛らしく難しくないとの事のなので人気がある犬種なんだと思います。