《犬が食べても大丈夫?》犬にしそ(大葉)を与える事について調べました

《犬が食べても大丈夫?》犬にしそ(大葉)を与える事について調べました

しそ(大葉)は、薬味や天ぷらなどでも幅広く使われており、比較的年中手に入りますよね。

身近な食材のしそ(大葉)を、犬に与えても問題ないでしょうか?
今回は、しそについて調べていますので、参考にしてみてください。

《犬にしそ(大葉)は与えても大丈夫?》

しそ(大葉)

答えは〇!
犬にしそ(大葉)を与えても問題なし!

犬がしそ(大葉)を食べても、中毒になるような成分は含まれていません。
少量であれば、犬にも有用な食材となります。

《犬がしそ(大葉)を食べる時の良い点(メリット)》

抗酸化作用に優れている

しそ(大葉)には、βカロテン、ビタミンC、ビタミンEが含まれています。

殺菌成分が含まれており、身体の調子を整えてくれる効果が期待できます。

特に夏などの夏バテなどには、最適です。

《しそ(大葉)に含まれる栄養素》

しそ(大葉)には、ビタミン・ミネラルなどとても多くの栄養素が含まれています。

特にβカロチン(ビタミンA)は、他の食材に並ぶものがないほど含まれています。

  • βカロテン:ビタミンA(脂溶性ビタミン)
    • ★目の病気や老化防止、抗がん作用
    • 皮膚・被毛の健康状態を保つ効果があり、白内障の予防や角膜の健康維持や造血効果があります。
  • ビタミンC(水溶性)
    • ★抗がん作用
    • 犬の老化を防止する働きや、抗がん作用があります。
    • 犬はビタミンCを体内でつくることが可能ですが、シニア犬や体の弱い犬は、たくさんのビタミンCが必要であり、外から取り入れる必要があります。
  • ビタミンE(脂溶性)
    • ★抗酸化作用
    • 血管や細胞を保護する役割があり、血流を良くする効果が期待できます。
    • シニア犬や体の弱い犬に取り入れさせたい成分です。
  • ぺリルアルデヒト(防腐・殺菌作用)
    • シソ特有の香り成分であり、胃液や消化液の分泌を促進してくれる働きがある。
    • ぺリルアルデヒトは、防腐・殺菌作用があるため、お刺身などの添え物として、しそ(大葉)はよく使用されます。
    • この成分により、食中毒になりにくく、体内の毒素も排出してくれる効果があります。
  • カリウム(熱に弱い)
    • ★利尿作用
    • 体内の不要な塩分を排出します。
    • 脱水症状になると、水分とともにカリウムなどのミネラルも失われるので、水分補給だけではなくカリウムの摂取も欠かせません。
    • 風邪や動脈硬化の予防にもなります。
    • 与えすぎると、高カリウム血症などの原因になってしまいますので注意してください。
  • カルシウム
    • 骨や歯を形成したり健康に保つ働きをしたりするため、非常に重要な栄養素です。
    • また、精神や筋肉を正常に保つ効果があり、生きていく中でとても重要な成分です。
    • 犬に関しても、同じような事がいえます。
  • ビタミンB1(水溶性:水に溶ける)
    • 炭水化物や糖などをエネルギーに変えてくれる手助けをしてくれます。
    • 疲労回復をはじめ、皮膚や粘膜を強くしてくれる働きがあります。
    • しかし、摂取しすぎると、脚気の原因になってしまいます。
  • ビタミンB2(水溶性:水に溶ける)
    • ★疲労回復の効果
    • 疲労回復や老化防止、美肌には欠かせないと言われているほどのビタミンです。
    • また、脂肪の燃焼を助けてエネルギーを作り出してくれる効果があります。
  • ビタミンB3(ナイアシン)(水溶性)
    • 糖分、脂質、アルコールを分解して、エネルギーを産生します。
    • とても重要な成分であり、不足するとさまざまな健康障害を引き出してしまいます。
    • また、血液の循環を促進して、肌や被毛の健康を保持する働きがあります。
  • ビタミンB6(水溶性)
    • たんぱく質やいろいろな成分の補助効果があり、健康的な身体を作るために必要な成分です。
    • いろいろな成分の補助効果を促しているため、不足すると皮膚や粘膜に異常を起こしてしまいます。
  • ビタミンK(脂溶性)
    • ★骨を元気にする、血を固める補助効果
    • 骨を丈夫に保つ効果があり、骨の形成に欠かせない成分です。
    • 特にシニア犬には有効となります。
  • マグネシウム(摂取しすぎ厳禁)
    • 体内の酵素を活性化させてくれる効果があり、エネルギー代謝や血液を健康に維持する役割があります。
    • 与えすぎると結石などの原因になってしまいますので注意してください。
  • 葉酸(貧血の予防に!)(水溶性:水に溶ける)
    • 妊娠期や成長期に必要な葉酸を多く含む事で母胎や体に良い
    • 体内の細胞の成長をサポートする効果があります。脳や脊髄などの発育不全も防ぐ効果があります。
  • 鉄分
    • 血中酸素の運搬を促進します。
  • 亜鉛
    • DNAの合成に必要で、皮膚・被毛・粘膜・爪の健康を維持する働きがあります。
    • また、抗体の生産性を勝製菓させ、健康のための免疫機能を高めるのに必要とされる栄養素です。
    • 犬は、人より亜鉛が必要で、サプリメントも登場している程です。

しその実に多く含まれる

  • ルテオリン ※ポリフェノール (抗炎症、抗アレルギー)
    • しその実に多く含まれる「ルテオリン」はポリフェノールの一種です。
    • 解毒作用があり、抗炎症や抗アレルギーの作用があります。
  • α-リノレン酸(オメガ3脂肪酸)
    • 植物油とかに含まれている不飽和脂肪酸の一種。
    • 高血圧や動脈硬化の予防に役立ちます。

赤じそ

  • シソニン ※ポリフェノール
    • 赤じそ特有の色素の成分です。
    • 抗酸化作用があり、食中毒や風邪の予防に効果があります。
    • これを利用して、美しい赤色の梅干しを作っています。造られています。

《犬がしそ(大葉)を食べる時の悪い点(デメリット)》

しそ(大葉)にも注意する点や、リスクもあるようなので見ていきましょう。

《犬にしそ(大葉)を与えるときの注意点》

食べすぎに注意

しそ(大葉)には、口内の粘膜を傷つける「ソラレン」と呼ばれる成分が含まれておりますので、与えすぎには注意してください。

嘔吐などを引き起こす原因となってしまいます。

《犬にしそ(大葉)を与える時の食べさせ方や調理方法》

人間と同じように、薬味のように小さく刻んで、ごはんにトッピングすると愛犬も食べやすくなります。

加熱するより生のまま与える方が、しそ(大葉)の栄養を活かす事ができます。

また、香りが強い分、犬の好き嫌いがはっきりするのも特徴のようですので、愛犬の反応をみてから与えてくださいね。

<1日にあたえる目安の量>

  • 小型犬(5kg) … 2~3枚
  • 中型犬(10kg) … 4~5枚
  • 大型犬(20kg) … 6~7枚

どの食べ物にも言えることですが、与えすぎないようにしてくださいね。

《犬のアレルギーについて》

ペリラアルデヒドで、接触性のアレルギー皮膚炎(かぶれ)の原因になる場合あるようです。

念のため、初めて与える場合は少しずつ様子を見ながら与えてあげてください。

  • 嘔吐
  • 痒み
  • 湿疹

《犬にしそ(大葉)を与える場合のまとめ》

いかがでしょうか?
私はどちらかというと、しそ(大葉)は薬味のイメージが強く、ネギと同じような感覚だったため、栄養はあるにしてもあたえても良いとあまり考えていませんでした。

調べていくと、全然問題ないどころか、与えすぎに注意しなければデメリットの方が少ないということがわかりました。

愛犬の好みにわかれますが、トッピングとして食べやすい大きさに刻んで、生で与える事をオススメしています。

また、シソの実や赤ジソにもそれぞれの効果があるようなので、食べさせてあげてもよいかもしれませんね!

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