《犬に与える食べ物》犬が食べてはいけない食材9つの心得(たまねぎ編)

《犬に与える食べ物》犬が食べてはいけない食材9つの心得(たまねぎ編)

代表的な食材としてたまねぎが有名ですよね。

玉ねぎが入っている代表的な料理といえば…。

ハンバーグ、肉じゃが、コロッケ、カレー、スープ、ピザ、シチュー、カレー、野菜炒め、牛丼、かき揚げ、お菓子など…。

しかし、玉ねぎはかなりの料理に使われているので、避けるのは難しいですよね。

みじん切りにカットするときに床に落ちたり、食べさせた食べ物の中に玉ねぎが使われていたりします。

愛犬を迎える時は必ず必要な知識ですので、ぜひ一度チェックしてくださいね!

《なぜ玉ねぎをたべてはいけないのか?》

たまねぎなどのネギ科に含まれる有毒な成分が原因で「たまねぎ中毒」という中毒症状を引き起こします。

これらの成分が、体内のヘモグロビンを酸化させてしまい、溶血性貧血という貧血を起こしてしまいます。

《たまねぎに含まれる成分》

ビタミンBやビタミンCを含み、人間にとっては健康的な食べ物です。

中毒の原因成分

有機チオ硫酸化合物
ネギ科の食べ物に含まれており、液状でネギ独特の臭いがある。

《たまねぎを食べると現れる症状》

たまねぎ中毒になると、嘔吐・下痢・貧血・血尿・血便・吐血・痙攣などを引き起こします。

他にもさまざまの症状が考えられ、さらに、二次的症状に貧血(喘息、粘膜蒼白など)・血管内溶血(嘔吐・下痢・血尿・ヘモグロビン尿症など)を引き起こしてしまいます。

《犬がたまねぎを食べると危険な量》

健康状態・年齢・サイズにも影響はありますが、体重1kgあたり:およそ15~20g以上が致死量にあたります。

  • 小型犬(5kg): 100g(たまねぎ約半分)
  • 中型犬(10kg): 200g(たまねぎ約1個)
  • 大型犬(20kg): 400g(たまねぎ約2個)

舐めた程度やピザ・ハンバーガーなどに含まれている程度であれば大丈夫な場合もあります。

《たまねぎのどの部分が危険なのか?》

たまねぎのどの部分が危険なのか?

生の玉ねぎや加熱調理されたたまねぎも同様で、加熱非加熱関係ありません。皮や葉も危険です。

《犬がたまねぎを食べてしまったら…。》

まずは、口の中の残っている「たまねぎ」をすぐに取り除きましょう!

次にガーゼなどを水で濡らして、犬の歯と歯間を丁寧に拭くことでエキスを取りのぞけます。

心配してしまう量のたまねぎを食べてしまったら。

原則として、玉ねぎなどの毒性のものを食べてしまった場合は、1時間以内に吐かせることが必要。

※飼い主が吐かせることが先決ですが、あくまで応急処置なので、病院に相談してください。

中毒症状がでていれば…。

放置すると死亡率が高くなるのですぐに病院に連れていきましょう!

動物病院へ相談

愛犬は玉ねぎを食べたことがわかれば、動物病院へ相談することをおすすめします。

その際は、生なのか?調理したものなのか?どのくらい食べ、犬はどんな状態なのかなど、できるだけ詳しく説明するようにしましょう。

《症状がでるまでの時間》

症状は食べた直後に現れることはほとんどありません。

食べた直後は元気だったのに、数時間たてばぐったりしていたり、翌日に血尿・血便が出るという事も玉ねぎ中毒の症状です。

玉ねぎ中毒に特効薬はなく、獣医に少しでも早く処置してもらうことが重要です。

1日~4日程度で玉ねぎの中毒症状が現れます。

《犬がたまねぎを食べないよう注意すべき点》

「たまねぎ中毒」の成分は消滅することはありません。

そのため、たまねぎが入った料理の全てに、基本的に含まれていると認識しておきましょう。

たまねぎと一緒に煮たものを取り分けている。

肉じゃが・カレーなどは玉ねぎと一緒に調理しますよね?

「アリルプロピルジスルフィド」は、出汁にも大量に溶け出してしまうため、中毒症状が現れる原因となります。

たまねぎをカットするために使用したまな板に気を付けて

「アリルプロピルジスルフィド」は液状で、包丁・まな板に付着します。

そのため、よく洗ってから利用してください。

犬がたまねぎなどのネギ類を食べてしまうケース

犬が畑で栽培しているたまねぎやネギを食べるというケースはあまりなく、ほとんどが飼い主に関係があると言われています。

料理の最中にたまねぎのみじん切りなどを落としてしまうなどで、空腹や興味本位で飛んできたものを口に入れてしまうケーが多いといわれています

《犬にたまねぎを与える場合のまとめ》

いかがだったでしょうか?

もし、愛犬がたまねぎを食べてしまった場合は、口の中のたまねぎを取り除き、さらによく拭き取りましょう。

その上で必ず、動物病院に相談してください。

放っておくと、命に関わってきますので、飼い主さんはたまねぎだけには、気を付けてくださいね!

また、尿や便は見た目でわかる愛犬の健康バロメーターなので、常にチェックする癖をつけておきましょう。

飼い主さんのちょっとした知識で、愛犬を中毒から回避できます。

《YouTubeでも紹介しています》

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