しじみは、よくスーパーなどで年中安定的に販売されていて、お味噌汁やお吸い物、炊き込みごはんなどにも使い、馴染み深い食材ですよね。
犬がしじみを食べても問題ないのでしょうか?
貝でも、食べても良い貝、食べてはいけない貝がありますので、参考にしてみてください。
《犬にしじみを与えても大丈夫?》

答えは〇!
犬にしじみを与えても問題ありません。ただし注意点を守り正しく与えましょう!
しじみは栄養が豊富に含まれており、犬にとって中毒になる成分は含まれておりません。
犬用のフードにも、しじみが入っている事もあるので、正しく食べさせることで、愛犬にも恩恵を受けられます。
《犬がしじみを食べる時の良い点(メリット)》
腎臓の機能を改善してくれる
しじみの特徴的な成分であるアミノ酸の一種であるオルニチンが注目されています。
腎臓の働きを助けることで注目されており、疲労回復をもたらすなど、いろいろな働きがある事が知られてきたため、最近大注目成分のようです。
鉄分が多い
しじみの特徴として鉄分が多いことでも知られています。
貧血の改善としても知られていますが、もちろん犬にも「血中酸素の運搬を促進」など、恩恵を受ける事ができます。
タウリンが豊富
タウリンは栄養ドリンクにも含まれており、しじみにも豊富に含まれています。
《しじみに含まれる栄養素》
しじみはかなり栄養が豊富であり、健康食品として最近かなり脚光を浴びています。
特に鉄分がかなり多く、しじみの特徴的な成分もいくつかあるので注目されています。
- オルニチン(アミノ酸の一種)
- しじみの特徴的な成分であり、腎臓の働きを助けることで注目されています。
また、疲労回復をもたらすなど、さまざまな効果が期待されている最近注目されている成分のようです。
- しじみの特徴的な成分であり、腎臓の働きを助けることで注目されています。
- コハク酸
- 貝類の「うまみ成分」です。
- 肥満の予防などのダイエット効果をはじめ、美肌効果、癌予防など、いろいろな体に良い効果をもたらしてくれます。
- 鉄分
- 血中酸素の運搬を促進します。
- タウリン
- アミノ酸の一種で栄養ドリンクなどにも含まれています。
- 疲労回復や肝機能の安定、血圧の安定化などに効果があります。
- 銅
- ★貧血を予防する効果
- 赤血球を作り出すときに鉄が活躍しますが、その効果を助けてくれる効果が銅にはあります。
- 銅には、抗菌・抗ウイルスの効果があり、体内の免疫力向上に一役買ってくれます。
- 皮膚や被毛の健康を維持する効果があります。
- 亜鉛
- DNAの合成に必要で、皮膚・被毛・粘膜・爪の健康を維持する働きがあります。
また、抗体の生産性を勝製菓させ、健康のための免疫機能を高めるのに必要とされる栄養素です。
- 犬は、人より亜鉛が必要で、サプリメントもある程です。
- DNAの合成に必要で、皮膚・被毛・粘膜・爪の健康を維持する働きがあります。
- ビタミンB12(水に溶けやすい)
- 中枢神経・末梢神経などのいろいろな神経細胞を正常に保つための働きがあり、集中力や記憶力、腰痛・肩こりなどに効果があります。また、赤血球を合成する造血作用があります。
- カルシウム
- 骨や歯の生成にするために必要であり、さらに骨を健康に保つための非常に大切な成分として有名ですよね。
また、精神や筋肉を正常に保つ効果があり、生きていく中でとても重要な成分です。犬に関しても、同じような事がいえます。
- 骨や歯の生成にするために必要であり、さらに骨を健康に保つための非常に大切な成分として有名ですよね。
- ビタミンB1(水に溶けやすい)
- 糖質を燃焼してエネルギーを産生するための、お手伝いをしてくれる効果がある成分です。
- 疲労回復、ダイエット、皮膚・粘膜を強くしてくれる働きがあります。
- ただし、摂取しすぎると、脚気の原因になってしまいます。
- ビタミンB2(水に溶けやすい)
- 被毛、粘膜、皮膚の状態を維持するために必要であり、老化防止や成長にはとても大切となる栄養分です。
- さらに、脂肪の燃焼を助けてエネルギーを作り出してくれる働きがありますので、疲れを改善してくれる役割があります。
- ビタミンE
- 血管や細胞を保護する役割があり、血流を改善します。
- シニア犬や体の弱い犬に取り入れさせたい成分です。
- 脂溶性のため、水には溶けません。
《犬がしじみを食べる時の悪い点(デメリット)》
犬に貝類を食べさせる場合は、注意しなければいけないことがいくつかあります。
また、基本的には与える必要がなく、犬は貝類をうまく消化できないという事を念頭に入れておいてください。
内臓の部分は取り除いてください
貝類の内臓部分は超危険です!必ず取り除いてください!
生では与えない事
魚介類は、必ず加熱するようにしましょう。
魚介類に存在しているチアミナーゼは、犬にとって大変危険ですので、必ず加熱してください。
チアミナーゼは熱に弱いため、加熱はとても有効です。
貝殻は絶対食べさせない!
貝を食べるときは、私たち人間でも貝殻は食べませんよね?
犬も同じように、貝殻は食べる事ができません。
貝殻を食べてしまった場合は、便として出る事も考えられますが、心配な場合は獣医さんに相談しましょう。
与えすぎに注意
貝類は犬にとって、とても消化しづらい食材のため、食べ過ぎると消化不良の原因になってしまいます。
与えても良い貝
あさり、しじみ、ホタテ(貝柱、ヒモ部分のみ)
与えてはいけない貝
アワビ、サザエ、トコブシ、ツブ貝、赤貝、トリ貝など
春先ごろ(2~5月ごろ)の貝は、毒性が強くなることが知られていますので、与えないようにしましょう。
《犬にしじみを与える時の食べさせ方や調理方法》
犬にしじみを食べさせる(与える)時は、砂抜きなどの下処理をしっかりした上で、加熱調理して食べやすい大きさであたえましょう。
しじみを入れて加熱したしじみスープ(もちろん下処理済で)は、フードのトッピングなどに使えるためオススメです。
必ず砂抜きなどの下処理しましょう。
私たちが食べる時と同じように、砂抜きをして水洗いしてください。
食べやすいように小さくカット
先程にも述べましたが、犬は貝類の消化は得意ではありません。
そのため、食べやすい大きさに細かくカットしてあげましょう。
一日にあたえる目安の量
一日の摂取量の20%以下を目安にしましょう。
- 小型犬(5kg)… 約15g前後
- 中型犬(10kg)… 約25g前後
- 大型犬(20kg)… 約40g前後
《犬のアレルギーについて》
しじみなどを食べたことで、アレルギー症状を起こす場合もあります。
主な症状
- 嘔吐
- 下痢
- 痒み
- 発疹
- 充血
- 倦怠感
初めて与える時は少しずつ食べさせて、少しでも様子がおかしいと感じたら与える事をやめて、獣医さんに相談しましょう。
《犬にしじみを与える場合のまとめ》
いかがでしたか?
しじみは与えても問題のない貝類であることがわかりました。
しかし、下処理など正しい与え方をすることが条件です。
また、与えてはいけない貝類もあるので、しっかり知識を見つけるようにしたいですね!