《トイレトレーニングの必要性について》
室内・室内どっちで飼っていても、台風や災害、病気などでお散歩ができないときなど、不測の事態に備えなければいけません。
そういう時のために、しっかりトイレの躾(しつけ)ができていないととても苦労します。
トイレを我慢するようになってしまうと、膀胱炎になってしまいます。
私も、十分に躾(しつけ)ができていなくて、台風の時でも散歩連れていったりして、非常に危険でかなり苦労しました。
《トイレの躾(しつけ)トレーニング》
それでは、実際にトレーニング方法に移ってみようとおもいます。
1.トイレの候補場所にペットシーツを敷き詰める
愛犬の生活している場所、またはトイレにしたい場所にペットシーツを10枚程度敷き詰めておきます。
2. ハウスの中で自由にしておき様子を見る
トイレのサインがでるまで、ハウスの中で自由にさせておきます。
その間はできるだけ目を離さず様子を観察するようにしてください。
トイレサイン(尿意)を示したり、トイレをする時間帯になったらトイレに移動。
※排泄の合図をみたら、遊んでいる最中でも連れていきましょう。
3. トイレサインがでたらトイレに移動
トイレサインがでたらゲージやサークルから出して、ペットシーツを敷き詰めた場所にすばやく移動させましょう。
※トイレに連れていったあとは、排出するまでは吠えたり鳴いたりしても無視してください。
4. 15分程度様子を見ましょう
トイレに成功したら
必ず褒めてあげましょう!おやつも食べさせても良いとおもいます。
※トイレをした場所が、愛犬にとって快適なトイレの場所となります。
トイレしなかったら
15分程度様子をみてもトイレをしなかったら、一度ハウスに戻して様子をみましょう。
(2)~(4)を繰り返す。
その後、トイレサインがでたら再びトイレスペースに移動させて、15分程度様子をみましょう。
5. 広い場所で遊そんであげる
トイレが無事に終了したら、ご褒美感覚で広い場所に連れ出して遊んであげましょう。
特に仔犬の場合は、一度のトイレではまだ残っている可能性があるので、何度かトイレに連れていき排出させましょう。
※仔犬の時は、1時間程度の間隔で次のトイレサインがでることがあります。
※半年(6ヵ月)あたりから、3時間程度遊ばせておいても問題ありません。
6. 同じことを繰り返し場所を絞り込んでいく
しばらく同じことを繰り返すと、オシッコをする場所としない場所がでてくるので、しない場所から少しずつペットシーツを取り除いて範囲を絞っていきましょう。
最後に一番多くオシッコをした場所のペットシーツだけを残し、トイレの時間が近づいたら連れていき、成功したら必ず褒める。
失敗してもシートに連れていき排泄が終わったら褒めましょう!
場所を間違えても、ここでオシッコができたという事を褒めてあげるということを徹底してください。
最後に残ったシーツを飼い主さんが、トイレをしてほしい希望の場所に、少しずつ少しずつずらしてあげましょう。
7. 自分からトイレに行けるようにトレーニング
トイレの躾(しつけ)ができるようになってきたら、次は自分から行けるようにしましょう。
トレーニングを始めた頃は、おやつで誘導してもよいでしょう。
トレーニングを繰り返していき、おしっこがしたくなると自分からトイレに行くようになります。
失敗が少なくなっていけばトイレの習慣が身に着いたと考えてよいと思います。
《トイレの躾(しつけ)で大切なこと》
「オシッコはここでしなさい!」と教えるのではなく、「オシッコはペットシートの上ですること」を覚えさせましょう!
そうすることで、旅行先や外出先などのお泊りにいった時もペットシートの上でできるようになります。
排泄の合言葉を身に着けさせる。
「シーシー」「ワンツー」「トイレ」なども覚えさせると、そのキーワードで排泄できるようになります。
早い犬であれば、1週間程度に習得できますが、なかなかできない子も多いですので、焦らずに根気よく!
《トイレの躾(しつけ)についてのまとめ》
トイレの躾(しつけ)をしっかりすることで、飼い主さんとその家族や犬自体にもストレスを軽減し、人間と犬が共に、円滑に生活ができることは間違いありません。
さらに、ドッグカフェ・ドッグラン・一緒にいける施設など、一緒におでかけする範囲も確実に増えます。
何かのキッカケや環境の変化などで、躾(しつけ)直しが必要になる場合もありますので、根気よくトレーニングしてくださいね。
私の愛犬「しめじ」君は、トイレを覚えていたのですが、何かのきっかけで急にできなくなりました。
その度にトレーニングのやり直しなど何度もしています。それか、飼い主の教育方法にも問題あるかもしれません(汗)
できなくなるきっかけは、いろいろあるみたいですが、しめじ君の場合は、「地震の後」「雨が続き散歩が減った時」「数日間、慣れない場所に移動したとき」がありました。
最近では、ペットシートもどんどん進化しているようなので、併せて使ってみてはいかがでしょうか?